海辺のカフカ | 三面鏡7番目に映る

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中国四年目の生活

 北京ではコートを着てる人がちらほら。25回もの冬の寒さに免疫があるのに、今日外の冷たい空気を吸うと、26回目の未体験ゾーンの到来に、抵抗不可能ながん患者になったような空しさが湧き出した。おうちにこもって村上春樹の「海辺のカフカ」を読み終える。

 春樹の世界に入るのはかなり心地よい。今まで読んだ彼の作品で一番好きなのは「ねじ巻き取りクロニクル」だけど、「カフカ」もなかなかなカフカな少年だった。「カフカ」。。この音の響きが、この本の全てな気がする。カフカ?可、不可??確か??本当??

 と、私の頭の中ではぼんやりと、いや、はっきりと カフカな本でした、と言える。ん~♪満腹(*^-^*)