大野城 福岡県大野城市 100名城 | くろかんのブログ

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以前、福岡県大野城市四王寺山にある大野城と岩屋城に行ってきました。

 
実はこの大野城が100名城だったと知り、別用で今回の3連休を利用して帰省したので、平成30年2月11日100名城スタンプだけもらいに太宰府市文化ふれあい館に行ってきました。
 
太宰府市文化ふれあい館は古代の太宰府周辺の歴史についての資料館です。

大野城は平安時代に大宰府政庁を守るために作られた防御施設です。663年に日本と百済連合軍は唐、新羅連合軍と朝鮮半島の白村江で戦い敗れます。このため大陸に近い大宰府防衛のため大野城を築き防人をおきました。
 
以前撮った写真とパンフレットでご紹介します。
 


大宰府政庁付近から博多湾を望む眺望です。 
 
水堀を建設した防衛施設、水城(みずき)の跡も今も残っています。


徒歩での探索ルートです。まあまあの距離あります。有名どころは大宰府天満宮(御蔡神は菅原道真)ですが、見所は他にもあります。


大和朝廷の九州の出先機関みたいなものですが、いわゆる九州の有力者が抑えておいたところです。鎌倉時代には太宰少弐と言う役職で呼ばれた少弐氏(足利尊氏九州落ちから京都奪還の際に多大な貢献をした)、南北朝時代には少弐氏を追い出した征西将軍宮懐良親王(後醍醐天皇の御子)、菊池武光も一時期支配しました。


博多湾から大宰府を眺望する風景

ここからは大野城の史跡です。以前撮った写真をご覧ください。


主城原礎石群


百間石垣




小石垣


北石垣

平成15年の水害で崩れ落ちた。


大野城跡マップ(現地パンフレット)


飛鳥時代の城跡がまだこれほどの状態で残っているのはまれではないでしょうか。
 
福岡に住んでるときはあまり、興味がなかったですが離れてみると知らないことがこんなに多かったんだなと実感しました。