あなたは過去、どんな挫折や失敗をしてきましたか?
人には語りたくないし、思い出したくもない黒歴史はありますか?
人は誰にでも、今までの人生を振り返ったときに「挫折経験」や「失敗経験」があるものですが…
実は!
挫折や失敗の経験には、かなり高い確率でライフワークの種が眠っています。
ここでいうライフワークというのは、「楽しい」「ワクワク」というものではなく、「わたしはこのために生まれた!」のような使命やミッションに近いもの。
私は、人は誰しもが「●●をするために生まれてきた」という使命やミッションを抱えていると考えています。
それを探す手掛かりになるのが、挫折や失敗などの強烈な「原体験」です。
そして、その原体験を見つけるのに使えるツールが「感情曲線」です。
例えば、次のようなもの。
『一生を賭ける仕事の見つけ方』49ページより
自分の人生を振り返り、感情の起伏をグラフで表現します。
感情とともに、そのときどんな体験があったのか書いていきます。
この曲線の「山」の部分が、「嬉しかった」「楽しかった」「幸せだった」などの感情。自分がプラスに思っている原体験です。
一方、曲線の「谷」の部分が、「辛かった」「苦しかった」「苦しかった」などの感情。自分がマイナスに思っている原体験です。
これは自分の主観で結構です。
同じ出来事であっても、人によってどう捉えるのかは違いますので、人と比較することなく、自分の主観で感情の起伏をグラフで表現していきましょう。
そして、特に「谷」の部分。
「辛かった」「苦しかった」「苦しかった」などの感情。
自分の心がマイナスに強く動かされた原体験。
そこにライフワークの種があり、使命やミッションにつながっていることが多いんですね。
逆に、「山」の部分。
「嬉しかった」「楽しかった」「幸せだった」などの感情。
自分の心がプラスに強く動かされた原体験。
そこにもライフワークの種はありますが、以前の記事に書いた「人に喜ばれたこと」「子どもの頃に好きだったこと」「時間とお金を注いできたこと」などライフワークの見つけ方に近いかもしれません。
人に感謝されたり喜ばれた経験にライフワークの種が眠ってるかも
子どもの頃に好きだったコトからライフワークの種を発掘しよう
「時間とお金を注いできたこと」はライフワークになりやすい
では、なぜ「谷」の部分、自分の心がマイナスに強く動かされた原体験にライフワークの種が眠っているのでしょうか?
それは、挫折や失敗には、その経験から学べることがあるからです。
何らかの「教訓」を得ることができるからです。
その学びや教訓は、誰かのために活かすことができます。
「誰かのお役に立つ」ことができます。
あなたと同じように苦しんでいる人や、これから同じような体験をする人は必ずいます。
その人達のために働くことができるんです。
逆説的に言えば、あなたの挫折や失敗は、その使命やミッションに気づくために自ら体験したと言えます。
人は基本的に、挫折や失敗の経験に対しては「辛かった過去」「苦しかった過去」のように、マイナスのラベルを貼ってしまいがちです。
挫折や失敗はネガティブ体験であり、人生の谷底であり、「あまり思い出したくない過去」「触れたくない過去」として仕分けしているのです。
しかし、長い目で見ればそうではありません。
むしろ、あなたのライフワークの種となるプラスの経験なのです。
全体のストーリーで見れば、必要な体験であり、その体験があったおかげで最終的に感動的なエンディングを迎えることができるのです。
ポイントは【おかげさまの心】です。
挫折や失敗があったおかげで、教訓を得ることができ、誰かのお役に立つことができる。
喜んでいただける。
そして、ライフワークになっていくんです。
人生を豊かにしてくんです。
あなたはこれまでの人生でどんな挫折や失敗をしましたか?
そこからライフワークの種を掘り起こしてみましょう。
ぜひ感情曲線のワークに取り組んでみることをオススメします。
感情曲線のワークについては、次の記事でより具体的に解説しています。