小杉さんが亡くなられて、1ヶ月が経ちました。
現在のストリンガーは、弟子をとらなかった小杉さんの認めた唯一のお弟子さんです。
もちろん張ってもらっています。
ダブルラインのホームページから引用させて頂きました。少し長いですが、読んでください。
私と、ダブルラインとの始まりは、
ダブルラインがオープン当初に、大学1年生だった私が、「こちらで、アルバイトとして雇ってください。」から、始まりました。
当時、某スポーツショップで、アルバイトとしてガット張りをしておりましたが、接客は店員の仕事、アルバイトは裏方の仕事と、分けられた運営体制だったため、自分がガットを張ったお客様は、どのような感想を持たれたのだろう?
という思いが、強くなって行ったからです。
「一対一のサポート」をモットーにしているダブルラインを、テニス雑誌で知り、羨ましく思って、お店を訪ねた訳です。
小杉さんから、
「1台のマシンに1人のストリンガーというのが、ダブルラインのモットーで、会員制にしているのは、自分が張替えできる最大人数までしか張替できないのが、理由の一つなんですよ。」と、丁重にお断りいただきました。
それからは、ダブルラインの会員として、小杉さんのストリング・サポートなどを受けながら、色々と大変お世話になりました。
社会人になり、都内や出張先で時間を作っては、その地のスポーツショップやテニスショップを見て歩きましたが、ダブルラインのガット張りは、それらと比にならない丁寧なものでした。
お店に伺う用事がある度に、冗談半分で「いつかここで仕事をさせてください。」が、口癖でした。
それから、21年が経った昨年末、
雇ってくださいというお願いではなく、自分自身が張替えを主にした仕事を始めたいことを、お話し、相談に乗っていただきました。
「22年のノウハウを継承して欲しい。」と言ってもらえた時の感動を、震えと共に覚えています。
敬称、小杉さんが師匠になった瞬間でした。
22年目にして、夢が叶いました。
今年の3月から、師匠のノウハウを身につけるために修行に通い、小杉さんからマンツーマンで、ガット張りの技術、ダブルラインイズムなどを、きっちり教わりました。
常に緊張感を持ち、集中して、修行を受け続け、小杉師匠の22年のノウハウを受け継ぐことができました。
これからも、小杉さんと同じガット張りのサービスをご提供して行くことに、変わりはありません。
会員の皆様、1人1人の張り方が記されているデータを基に、師匠と同じ張り上がりができたことを、師匠と一緒に確認できた最後の1ヶ月は、私にとって大きな贈りものでした。
私が立ち上げた屋号は、「8° hachi - do」です。
2017年10月7日、小杉師匠が旅立ちました。
ダブルラインで、師匠の隣で「8 hachi-do」として進んで行く夢は、叶いませんでしたが、パートナーのけい子さんが代表となり、ダブルラインを続けて行かれるので、師匠がこれからもダブルラインで生きているという気持ちから、代理張替えを続けて行きます。
今は、前を向いて進むだけです。
新規の会員様も開拓し、「ダブルライン」の中で「8° hachi-do」が、小杉師匠の弟子として、会員の皆様に認めていただき、ダブルライン代表のけい子さんと共に、新生ダブルラインをご報告できるまで、精一杯丁寧に、頑張って参ります。
10月4日から、ブログを始めました。
http://profile.ameba.jp/hachi-do/
タイトル: hachi - doのテニスバカ日記