教員は何でも屋さんです。
そして教員に限らず、人は知らないことだらけです。物事を思考し、判断していくために必要なものは経験だけではなく、正しい知識と深い理解の絶対的な量が必要となってきます。
今持っているところに、新しい情報が入ってきて、それが定着し、自分のものになるには、ただ詰め込んだだけではすぐに忘れてしまいます。これは試験前だけ覚えた知識が定着しないのと同じです。
教育学者の佐伯氏は、「覚える」と「わかる」の違いについて、「覚える」はそのまま放っておくと「忘れる」もので、「わかる」は一度わかってしまえば元の状態に戻ることはない、ことと言っています。
何でも屋さんとはいえ、この量が「わかる」ようになるには。しかし、あきらめたらおしまいです。
