この春、コーチ業をやめ、将来教員になるために本学に来てくれた方に、朝練習をしてもらいました。
そして2つ質問して教えてもらいました。
1つ目は、インパクト付近の意識です。
その人もグリップの厚さはどちらかといえば薄目(セミウエスタンよりも薄目)なので、自分にとってとても良い見本となっています。
インパクトの時に厚く当たらず、やはりボールの上面を擦れるように当たるのは良くないと言っています。しかし、ある程度、当ててボールに順回転がかかるように、インパクトは真後ろからまっすぐではなく、下からどうしてもラケットは入っていくと言っていました。
そして、意識としては、厚く当たる面を残しつつ、前に押すようにしている、とのことでした。こうすると、上面を擦れるようにはなりにくいと教えてくれました。
前に押す、ちょっとした瞬間があって、そこから体にラケットが巻き込まれるように、つまり回転して振り切られる感じだそうです。
押し出すけれど、そのままラケットが体の周りを回転せずに直線的にフォロースルーするのではなく、最後はしっかりと体の周りにラケットがおさまっていく感じです。
そして、もう一つの質問は、最後のところで細かいステップで打点に合わせる時に、どんなイメージでやっているのかというものです。
これがまた、すごくいい答えで、自分にとっては目から鱗状態でした。
細かなステップで、なんとか、最後までボールの後ろから回り込み、そして体を横向きの状態にできるようにして、そこから振り出せるようにとのことでした。
細かくステップすることで、少しでもスウィングしやすいように、体の位置と、体の向きを良い状態にしようとすると、確かに自然に最後細かいステップを踏んでいることに気づきました。
細かなステップすることが良いのではなく、最後のところで、さらに良い体のポジションから振り出そうとする、その気持ちがある結果、細かなステップが踏まれるのです。
今日の2点、しばらく継続ですね。インパクトあたりで、少し押すことと回転で振り切ることが、これまでやってきたボールの後ろを削り取るようなスウィングと、似ていないようで、実は自分の中で重なる感じもしています。
次回、練習が楽しみです。