今日は、午前中、近隣小学校に学生を車に乗せてタバコ出前授業に行きました。

対象児童は小学校4年生でした。

残念ながら、この地域の保護者の喫煙率、特に母親の喫煙率が高く、約20%です。

喫煙しない保護者に比べ、喫煙している保護者をもつ子どもは、統計上未成年での喫煙行動が明らかに高くなるという報告もいくつか見られます。

実際に、昨年、私が取らせてもらったおよそ3000人を対象にした調査でも同様の結果を得ました。
さらにその調査では喫煙行動だけではなく、子どもの朝食摂取にも差が認められました。

おそらくこれから日本では喫煙者は減少していくと思いますが、確実に言えることは、喫煙開始年齢が早ければ早いほど健康への悪影響は大きくなります。

また、妊娠中の母親喫煙は胎児への悪影響があり、出生時体重が少ないことも明らかです。

小学4年生は大学生の行う授業を興味関心を示しながら受けていました。少しでもこの授業が子どもの健康教育に役に立ってくれれば良いと思います。

そして、一度、大学に戻り、午後は二手に分かれ、近隣中学校2校の1年生にタバコ出前授業でした。

教室はサウナ状態で学生は汗びっしょりかきながらも、本当に生徒のために一生懸命頑張ってくれました。

こうして一日3件のタバコ出前授業を無事に終えることができました。
といっても、自分は授業をするのではなく、学生を車に乗せて出前を届ける運転手ですけどね。