先日、自分の中で特にバックハンドの横向きが遅くなっている自覚があり、それでいい感じで打てていませんでした。何も考えず、足を動かし、いい打点に入って打つこと、これで修正できました。

そして、今朝は学生さんに練習してもらいました。

学生さんにショートラリーをしている時に、フォアでもバックでも、こちらから見ると、体を横に向けてから間があって、打っているように見えたので、質問してみました。

「まず何をするのか?」に対して、

答えはシンプル「テイクバックです!」

ただこれだけでした。

そのテイクバックについても、よくネット情報などで見かけるようなことではなく、ただ、手でラケットをテイクバックするだけとのことです。

大切なのは、シンプルに、いかに考えずに条件反射的にできるか、無駄な考えをなくすことできるか、です。

ロングラリーになって、また1つ教えてもらいました。

今度は先に自分の感覚の話をしてみました。「

テイクバックしたときに、ラケットを立てておいた方がいい感触であたるんだよね」

それに対して、「自分もフォアのグリップが薄くて(見せてもらうと、自分よりもかなり薄目でした)、テイクバックでラケット立てることはやっています!」

「そうすることで自分の中ではラケットがうまくループするように動くのでいい感じです」

「グリップが厚い人は、打つ前にラケットが寝た(横に)なった状態から振りだされるのですけど」との答えももらいました。

以前、打つ前に、グリップエンドをしっかりボールに向かわせて打つと、少しパワーが出て、さらに全体的に調子が上がった時期もあったのですが、その内部意識は長続きしませんでした。

このボールを打つ前の感覚はとても繊細なので、この場面で、ひとつのことに焦点を当てすぎるのはよくないのだと思いました。

まず早く、ラケット立ててテイクバックするだけ。

そしてその学生さんも言っていましたが、その状態を完成させておいて、あとは打点に足を動かし続けるそうです。

今日の感触はその後、とてもよくなりました。