ネットで「思い切る」とは、と検索するとほとんど2つの意味が出てきます。
1つは「あきらめる、断念する」という意味です。
確かに、「思い」を切ってしまうのですから、あきらめになるのでしょう。
テニスもそうですけど、何でも「あきらめる」ことをしてしまったら、そこでおしまいですね。
こうした意味では「思い切りよく」とは使いたくありませんね。あきらめをよくではなく、なんとか最後の最後まで、どんな形であれ、相手コートにボールを入れたいところですからね。
2つめの意味は、「決心する、覚悟する」とあります。
開き直る感じに近いのでしょうか。開き直るとまたまた検索すると、観念してふてぶてしい態度にでるとあります。観念とは、よく「観念しろ!」という使われ方をするので、もう何をやっても無駄だ!と言われている感じですね。
テニスの試合では、相手が強過ぎて、もう何をやっても通じない相手だから、半ば勝てないだろう、だったら入るか入らないかにこだわらず、ボールをぶっ叩け!といった感じでしょうか。
テニスの試合に向けての「思い切りよく」とは、ボールの回転がどうとか、打点の入り方はどうしようとか、または、決めなくちゃ!とか、ミスしたくない!とか、いろいろなことを考える、これを「思い」とするなら、その思いを切る!そして、その切り方もスパッ「良く」という感じになるのでしょう。
この「思い切りよく」がなかなか難しいんですけどね。これが出来た時は、最高な気分です。