今朝はMさんに練習してもらいました。
Mさんのストロークの最大の武器は強烈なフォアハンドのスピンです。
自分のフォアに深く打ち込まれ、さらに弾んで力を入れにくい高さのボールに対して。
後ろ足(右足)、もしくはオープンスタンスで右足で踏ん張ってもっていこうと思っても、なかなかいい当たりでクロスへ打ち返すことがあまりできませんでした。
5月3日に記事にしていますが、膝の曲げ伸ばし、右足で打つ、そういう意識が自分のなかにはずっとありました。しかし、今日はほとんど右足の踏ん張りを意識しないで、できる限り打点に入ろうとはしましたが、そこからただ体幹を回してヒットしていく打ち方をしてみました。
そうすることで今までしっかり打ち返せなかったボールが、とてもいい感じでクロスへぶっ飛んでいきました。
また、体の正面にくるサービスをリターンするときも、これまで右足をセットして、その右足が地面に貼りついてしまい、これもスウィングができなくなっていたのですが、右足を意識しないで、正面に来たボールに対して、ただ体幹を回してヒットするようにしてみると、体がとてもスムーズに動き、ボールをしっかりと厚く当てリターンすることができました。
これまでも体幹を回そうとはしていましたが、自分では地面からの力を利用してとか、右足の捻り上げるのをきっかけにしてとか、どうしても右足の意識が強くありました。
もちろん、自分の最適な打点を探る上で足の決めは大切になりますが、もっと簡単に、ただ体幹を回してフォアハンドを打つだけにしたら、これが非常に気持ちよく打てることに気づきました。
本当に長年自分がやろうとしていたテニスは、動いて打つテニスではなく、止まった状態で、スローモーションの世界でのみ可能なテニスだったのかもしれません。体幹を回そうという意識があったとしても、実際は回すことに間に合っておらず、結局は腕にたより、ラケット面にボールを当てて返すことしかできなくなっていたのかもしれません。
自分の最適な打点の位置に移動することを考え、あとは体幹を回してフォアハンドを打つ!
しばらく継続する価値はありそうです。