ものすごいフットワークからの高速スウィング、その後の構えなおしをするために、広い足幅のスタンスが必要になっているのかもしれません。
想像の世界でしかありませんが、本人は「相手のインパクトの瞬間にはスプリットステップを終えて着地して・・・」なんて全く考えていないと思います。
もしそんなことを考えていたらこうして動けないでしょう。
やっていることはとても単純で、相手が打つ時には、できるかぎり構えて見る、そしてそこから素早い1歩を出して、良い所で狙いを定めてしっかり打つ!
この繰り返しの動きが速いため、それを一瞬でリセット状態(構えの状態)にするには、足幅を広くしないと不可能なんでしょう。もし狭い足幅で止まって構えようとしたら、頭が重いわけですから、その頭の重さに振られて上半身はグラグラ、しっかり見るなんてことはできないんでしょう。
ですから頭を頂点にした、三角形、しかも底辺が広く安定した二等辺三角形になるのでしょう。
スプリットステップもしようとは考えていないのでしょう。パワーのあるものを一瞬で地面に動かさず静止させることは不可能なので、それがスプリットステップとして見えるのでしょう。
練習でゆっくり打っている時のスタンスは試合中ほど広くありません。それはスピードがないのと、体の移動がないため、パワーが大きくないからスタンスを広くしなくても、構えなおすことができてしまうからです。
そして練習ではアップですから、体でリズムをとりながら調子良くやるので、スプリットステップを意識してできるのです。
あくまでも自分の想像の世界です。