テニスの難しさ、厳しさを知らされました。
オヤジ大会、シード選手はもちろん強いですが、誰にもチャンスあり、もちろん自分にもです。
相手の方は、サウスポーのサーブ&ボレーを主体に、ストロークからも早いタイミング、ポジションを前にして面をうまく合わせて打ってネットを取ってくる選手です。
トスに勝った相手の方はサービスを選択。サウスポーから繰り出されるスピン系のサービスは厄介ですが、今日の出足から2セット前半までは、自分のリターンが合っていました。
フォアもバックもとてもいい感触でボールを厚くとらえリターンできていました。
こういう状態は時々ありますが、今日がまさにその日でした。先ずブレークして、次にキープ。途中お互いブレークが続きますが、1セット目は64先取です。自分のサービスゲームは、サービスも球威、コースともにイメージ通り、そうなるとボレーのリズムも良くなります。ハードコートはやっぱり気持ちいいです。
Sさんも試合後、お世辞に完全に負け試合で、押されっ放しと言ってはくれましたが、そうではありませんでした。
さすが試合巧者です。
2セット目も2-0リードします。1セットを取った後の最高の立ち上がりです。
しかし、ここから少しずつ変わっていきます。
3-3からの自分のサービスゲームをダブルフォルトで落としてしまいました。自分としてはあまり引きずってはいませんでしたが、振り返ると、ターニングポイントはこの辺りでしたね。
そこから連取され2セット目は36です。2セット目の終盤、Sさんが明らかにサービスのスピードを落とし、ステイする場面も増え、それに対し、自分のリターンのリズムが崩れはじめ、それまでノーミスに近かったリターンがネットにかかり始めてしまいました。
ファイナルはタイブレだったので、自分としてはリセットを誓いのぞみました。1ポイント1ポイント、ただただ集中してやってみましたが、流れがSさんに傾いたまま、ポイントがSさんに入り続けます。38から、39、そして残念ながら挽回できず負けました。
確かに自分のテニスも良かったし、良いところまでは追い詰めることができましたが、最後は負けです。Sさんの力、引き出しが自分より多かったこと、あの2セット中盤あたりから、テニスを変更し、その変更に自分がフィットできず、空回りしてミスが増えてしまった状況に対して、うまく対処できなかったこと、残念ですが自分に詰め切る力が足りませんでした。
しかし、自分のテニスができれば、やはり通用することを知ったのも確かです。
技術的には下からのスウィング、ボレーの後ろ足のセット、サービスなど手応えも十分ありました。
絶対に次につなげられます。それには練習して試合に出てを繰り返すしかありません。
もっと大切なことは、練習であっても試合であっても、1ポイントへのこだわりをもっと強くすることです。
負けましたが、テニスがもっともっとしたくなりました。
あと、フィジカル、特に膝はまだ不十分です。痛みが完全に消えてできるようにこれからも調整していきます。
そして、試合に出る以上、痛みのない状態で、1週間、連続で、全力でテニスができる体を目指していきます。