自分の打ったボールに対して、相手がどのように打ち返してくるのか?
どのコースを狙ってくるのか?
球種はスライスなのか、フラットドライブなのか?
つまり相手からの打球を予測する力がつけばつくほど、テニスは楽しく集中してゲームができるようになるでしょう。
予測は、当てずっぽう、ヤマ勘ではありません。
伊達選手の予測力を紹介した動画から伊達選手は、相手の構えと体の向きとバランスと言っています。
さらに相手の目の動きも見えるとも言っています。
おそらくこの動きは周辺視野で見ているのだと思います。
テニスボールを注視している上で、相手は周辺視野として情報が入ってきているのではないでしょうか?
ですから自分が考える予測力向上の鍵は、とにかくボールを見続ける力を向上させ、集中力が高まった状態で周辺視野が鍛えられるということです。
打つ前だけしっかりボールを見るのではなく、ラリーが続いている間、ずっとボールを見続ける訓練が必要なのです。
テニスボールはいろいろな弾み方や動き方、回転をするので、見続けること自体は飽きないのですが、それを持続させることが難しいのです。
つまり、見続けるには他のことを考えた時点で、集中力が散漫になって、散漫な集中力からは周辺視野は広がらないと思うのです。
だから余計なことを考えずに、テニスボールを見続けることが大切で、基本中の基本だと思います。