今年は悔しい敗戦を経験しました。

毎トーでは、ほんの些細なキッカケから集中力を失いました。
そしてその気持ちの崩れを立て直すことができず、そのまま深みにはまっていきました。

関西では、同じ失敗を繰り返すことのないように気をつけ臨みました。
集中力は切れなかったと思いますが、3セット目に本当に何が何でも勝つという気持ちが、相手よりも弱かったかもしれません。

試合では「気持ち8割、技術2割」と思っていますが、もしかすると、気持ち10割かもしれません。
相手と戦うために作戦を立てることができるのも、集中した状態でないとできません。
状況を客観的に評価して、その中で自分ができることを駆使して相手に立ち向かっていく、そのように考えることができるのも気持ちがしっかりしていなければできません。

できれば無心にテニスがしたいです。この状態がベストです。
しかし、試合中、無心になれる時間はなかなか作り出せません。

だからテニスの試合は永遠にチャレンジだと思います。

自分がリードしている時の心の状態と、リードされ劣勢に時の心の状態は全く違います。しかし、本当に強い心を持っている選手は、いつもこれから始まる1ポイントに無心で臨み、そのポイントを奪うことができると思います。

どうしたらそういう1ポイントを何回も作り出せるのか、自分の気持ち、心が関係します。
だからテニスの1ポイントは永遠のチャレンジだと思います。

他の人が、この方法で成功したと言って、それを真似しても絶対にできません。
自分が何度も何度も繰り返しチャレンジして、自分で掴まなければ、それは絶対にできません。