今日は仕事で原稿を書いています。
その中の一部、本校生徒の特徴を紹介すると以下のようなことが言えます。

①中学入学時は体力レベルが非常に低い。偏差値で言えば40台です。
②高校1年生くらいになると走る種目、特に持久走では全国平均を上回ってくる。
 偏差値で言えば50を越えてきます。
③反面、握力、ハンドボール投げ、立ち幅跳びは高校3年生になっても全国平均を越えてこない。
 偏差値で言えば高校3年生なっても40台ということになります。

また形態面の一番の特徴は、
身長に対して胸囲が少ない。つまり筋肉が少なく痩せ型タイプである。

現在、学校では胸囲測定はなくなってしまいましたが、本校では今でも測っています。
10年前までは全国平均がありましたが、高校3年生の全国平均では過去からずっと、身長に対して、胸囲が半分以上、つまり0.5を越えています。

本校では1980年以降、高校3年生は常に0.5を越えることがなく、現在に至っています。

さらにとても面白いことに、過去40年間、中1から高3まで全ての学年において、身長に関しては全国平均より高いのです。

そして姿勢がとても悪い生徒が多く、胸椎が後湾して、首が前方に出てしまっています。この辺は胸囲が少ない、つまり身体を前と後ろで支える大胸筋、広背筋の少なさも不良姿勢に関係していると思います。

今後の課題としては、今まで通り持久走に代表される全身持久力は向上させ、さらに筋肉を増やすトレーニングなどの意識を高め、形態面でも痩せ型方から脂肪ではなく筋量を増やし、標準的な体型を目指していく。そして、投運動やパワー系種目にも強い身体作りを目指していく。

姿勢も改善していく。今のような不良姿勢では、つけたくても筋肉などはつかないし、パワーも出ません。

将来、健康でより良く生きていくために、保健体育教師の私に課せられた使命は大きいです。
頑張ります!