人間が直立歩行に進化し、大脳も発達して重くなり(5~7kg)、縦軸方向への圧迫が大きくなりました。
この圧迫による負担は、重力により、下部の骨ほど大きくなります。
<さらに>
①背骨(24個の椎骨)にS字状のカーブを作り、下部の椎骨へ圧力が集中することを軽減します。
①背骨(24個の椎骨)にS字状のカーブを作り、下部の椎骨へ圧力が集中することを軽減します。
②骨と骨の間に椎間板という軟骨組織がクッションの役割を果たします。
姿勢と関係してきますが、<S字状カーブ>は頚椎は前方に、胸椎は後方に湾曲しています。
重い頭部が、しっかりと背骨の上に、正しい位置に乗っていれば、釣り合いがとれますが、もしも昨日示した、あごが前方に出てしまった姿勢になると、頚椎はさらに前方に移動してしまい、その不自然なバランスを保つために、胸椎がさらに後方に移動します。
これがいわゆるみなさんが言っている「猫背」の状態です。うちの学校では、外見上の特徴から「疲労姿勢」と読んでいます。
ところでお年寄りの「腰が曲がる」という状態は本当に、どこか曲がっていると思いますか?
答えは筋力低下に伴い、「胸椎」の後方への湾曲が強くなってしまっているのです。
みなさんも、若い状態から「疲労姿勢」になってしまうことが、いけないということが何となく理解できたと思います。
答えは筋力低下に伴い、「胸椎」の後方への湾曲が強くなってしまっているのです。
みなさんも、若い状態から「疲労姿勢」になってしまうことが、いけないということが何となく理解できたと思います。
さらに、頭の位置が正しく乗っていないことで、首、肩、背中、そして腰など、多くの筋肉や周辺組織に大きな負担を与え続けます。
血液循環が悪くなり、最近では、小学生から「肩こり」がひどいと言う話しもたまに聞きます。
もしかしたら、「疲労姿勢」が影響しているのかもしれませんね。
血液循環が悪くなり、最近では、小学生から「肩こり」がひどいと言う話しもたまに聞きます。
もしかしたら、「疲労姿勢」が影響しているのかもしれませんね。