ラケットが後ろから前とか、下から上とか、切り替わる部分で、始動を足から、という意識で基本練習をしました。こういう意識も基本練習の時と、素振りの時に、頭で考えてやってみてください。いつか、無意識の状態でも身体がそういう感じで動いてくれるまで基本練習の時には意識してください。
ただし、試合の中では、こんなこと考えちゃだめです。試合の中で大切なのは、ゲームの組み立てや作戦、そしてとにかく勝ちたい、とにかく負けたくない強い気持ちだと思います。
試合になったら、「技術2割、気持ち8割」だと思います。
4時からコートが4面使えるようになったので、ポイント順に4人ずつ2組分かれリーグ戦を行ないました。こういう時でも、ポイントをつけておくと、不公平なく、すぐに2組に分かれられるのでいいですね。
試合中はいっつも自分が良い精神状態で、攻撃し続けることはできませんし、試合の中には必ず、波がああると思います。
大切なことは、劣勢になっている時でも、その波が自分に来た時に、すぐに活かせること。順調に言っている時でも、その流れを逃さないように、ずっとキープし続けられること。
そのためには、やはり1球1球、自分の意志をしっかりボールに伝え打ち続けることが大切です。
相手が攻撃的なショットでネットに出てきた時、例えロブしかあげられないにしても、なんとか、相手のバックハイボレー側に狙って深く高くあげてやろう、と思ってロブするのと、やばいなぁっていう気持ちだけでとりあえずラケット面を合わせて上げるのでは、絶対に違うと思います。
自分の意志がないショットを何気なく何本も続けていると、試合の流れはすぐに相手に行ってしまうと思いますし、もちろん挽回なんてできないでしょう。
いよいよ新人戦がスタートします。自信を持って、1球1球、そして過去も未来も考えない(なんでダブルフォルトしてゲームを落としたんだ、とか、次のゲーム取っちゃえば勝てるぞ、とか、戻しようのない過去を忘れ、誰もわからない未来を勝手に創造しないで)現在の1ポイントに集中して、テニスのゲーム性を楽しんでください。