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午前中東伏見の早稲田大学のコートで練習をさせてもらいました。
素晴らしいの一言。サーフェースは全米オープンのコートと同じです。

そして何より素晴らしいのは隅々まできれいに掃除が行き届き、しっかりとコート管理されていること。こうしていつでも完璧にキープされていれば、極端な話、例えばフェデラーが急にここで練習をやりたいと言っても、自信を持って使ってもらうことができます。もしフェデラーが来るからって慌ててきれいにしたとしても、すぐにボロが出てしまうでしょうし、不安がいっぱいです。

やっぱり強いチャンピオンを育てるチームはこの辺りが並のチームと比べ絶対的に違うと思います。

長年、先輩から後輩へ、受け継がれている魂は、選手に本物の誇りと自信を与えてくれると思います。

やまごうさんと練習前の話しの中で、先日自分が経験したイップスのことから、「テニスの試合中には何が起こるかわからない」という話題になりました。

やまごうさんは何が起きたしても、その状況に応じて、今出来る最善の方法を、ベストの選択を、全力かけてできる選手だと思いました。

マッチ練習は自分も精一杯のチャレンジをしましたが、結果は06、16の完敗でした。
しかもやまごうさんが集中力が切れたのは、1ゲームだけでした。それ以外は、1球1球、本当に集中して打ち込んできました。

これに対して自分は「ここで1本決まったらいいなぁ」程度の弱い気持ちでしたが、やまごうさんは「絶対に、ここで、このフラットサーブを入れる」と言う強い気持ちが伝わって来ました。そしてそのサービスは見事にラインギリギリを捕らえて入ってきます。

「ここで1本フラットでも打っておくか」程度の考えじゃないのです。必ず、フラットサーブを入れるのです。その時のやまごうさんの気持ちの中には、入ればいいなぁという気持ちは微塵にも無かったと思います。サービスの例だけを出しましたが、1球1球全てのショットに対して、その強い気持ちが感じられます。

とにかくやまごうさんには学ぶべきことがたくさんあります。自分も少しでもその差をつめるように、ますます頑張りたくなりました。自分も少しでも上のテニスに近づけるように、中途半端なテニスはやめようと決心しました。
今日は本当にありがとうございました。