神奈川県の特別支援教育の取り組み① 作業療法ジャーナルより
2018年7月号作業療法ジャーナルは発達障害の特集号です。こちらの本から、各専門職の方が書かれた内容をまとめてご紹介します。 発達障害の作業療法 2018年 07 月号 [雑誌]: 作業療法ジャーナル 増刊 8,100円 Amazon 支援機関としての学校の機能―神奈川県の特別支援教育の取り組み―神奈川県立保健福祉大学大学院 作業療法士 笹田哲著1. 神奈川県の教育方針とインクルーシブ教育神奈川県では「かながわ教育ビジョン」を策定。「支援教育」という言葉を使い、「障害の有無にかかわらず、さまざまな課題を抱えた子どもたち一人ひとりのニーズに適切に対応していくこと」を掲げ、すべての子どもたちを対象とした。「誰をも包み込むインクルージョン教育」が重点課題となった平成15年医療ケア児のために自立活動教諭(看護師)を採用平成18年学校教育法改定平成20年OT,PT,ST,心理職を「自立活動教諭(専門職)」として採用自立活動教諭特別免許状を授与される教諭として採用された------------------------続く2年前に神奈川県作業療法学会でこんぺいとうKIDSについてのポスター発表をしました。同日に、発達障害に関するシンポジウムも開かれており笹田先生もコメントをされていました。そのシンポジウムで、神奈川県立特別支援学校に自立支援活動教諭として勤務する作業療法士の方と意見交換をする機会がありました。神奈川県は、5セクションに分かれ特別支援学校の自立支援活動教諭の専門職がその地域の小・中学校への巡回相談や教育相談も行っているので学校生活で困ったときは相談してみては、と教えていただきました。あまり知られていない事かもしれませんがお子さんが安心して学校生活を送るために専門職の力を活用することも必要だと思いました。