金光図書館では、毎月一回利用者さんの有志で読書会を行っています
今回のテーマは「高楼方子さんの作品どれでも」でした
・『おそうじむすめリリーのクリスマス』さし絵も高楼さんで、ユーモラスな暖かみのある絵が良い。リリーのずるい行動力は、子どもを楽しませる要素の一つではないか。
・『黄色い夏の日』少年が編集者だった老女と知り合い、彼女の少女時代にタイムスリップし、共に遊んだりする。このような作品は他者にもあるが、太平洋戦争時の少女の言動の描写はこの作品に重厚さを加えている。
・『ルチアさん』『まあちゃんのすてきなエプロン』
高楼方子さんは、発想が楽しくおもしろい人だなと前から思っていました。『ルチアさん』は、登場人物全ての人たちが、キャラが立っていてとてもおもしろかった。しかし、普通の生活が想像力によって楽しい時間になるという感じ。『老嬢物語』はいろいろな人たちと出会ったという感じがしました。
・『わたしパリにいったの』2人の姉妹のおはなし。
ほっとして、最後に笑えるとてもおもしろい本。取り上げていただいて、ありがとうございました。
・『グットさんおさんぽびより』だれとでも仲良く四季折々の物語。
・『四ミリ同盟』若い人の発想。素晴らしいと感じました。
・『老嬢物語』最後の夕映えの道が心に残り、映画も見たいと思いました。他の作品も読んでみたい。
などの感想が話し合われました。
次回の読書会は、7/22(土)10時~の予定です☆
テーマは、宮本輝『泥の河』です
参加されたい方は、お気軽にカウンターまでお申し出ください