【164冊目の面白い本】 『ウェブ進化論』 梅田望夫

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グーグルがもたらした世界貧富格差是正の可能性を持つ仕組みとは何か。


それは「アドセンス」。
そのサイトにマッチした広告を自動生成してくれるというサービス。
その広告をクリックすると、お小遣いをもらえる、と。

この記事の下にも出ておりますなぁ。
書いた記事に沿った広告が掲載されております。


発展途上国(特に英語圏)の人がこの仕組みで月に数万円稼ぐようになったとすれば・・・
これが貧困脱出の方法になりうる、と。


今後のITを考えていく上で「こちら側」と「あちら側」という概念を使っています。

「こちら側」とは、ハードディスク、ワード、ケータイ、カーナビなどなど利用者に直に触れるもの。
「あちら側」とは、インターネット空間にある巨大なコンピュータシステム、Gメールなどなど。


この概念と「不特定多数無限大への信頼のあり、なし」という概念を交差させる。
つまり、オープンソースを文殊の知恵ととるか、衆愚ととるか。


大企業の情報システムは「こちら側」「不特定多数無限大への信頼なし」。
ヤフーや楽天は「あちら側」「不特定多数無限大への信頼なし」。

今後は「あちら側」「不特定多数無限大への信頼アリ」の領域が伸びるという。
ほうほぅ。


こうやって読んできますというと、ITスキルのUPDATEの必要性を感じます。
仮に今は不便しなくとも、今後若手と仕事をしていく際に断絶が生まれちまいます。
またITの元ネタ収集のために英語が必要であるとも思えてきます。
やはり大前研一さんは先取りしておりますなぁ。


「シリコンバレーの掟」と称し、梅田氏は言います。
「大きな環境変化が起きたときに、真っ先に自分が変化しなければ淘汰される」

変化への対応、大変難しい大問題であります。




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 発行年月 2003年07月

 教養主義の没落―変わりゆくエリート学生文化 (中公新書) 』 ←Amazonはこちら

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【163冊目の面白い本】 『教養主義の没落』 竹内洋


【本の内容】
一九七〇年前後まで、教養主義はキャンパスの規範文化であった。それは、そのまま社会人になったあとまで、常識としてゆきわたっていた。人格形成や社会改良のための読書による教養主義は、なぜ学生たちを魅了したのだろうか。本書は、大正時代の旧制高校を発祥地として、その後の半世紀間、日本の大学に君臨した教養主義と教養主義者の輝ける実態と、その後の没落過程に光を当てる試みである。


【著者について】
1942年(昭和17年)、新潟県に生まれる。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了、関西大学社会学部教授、京都大学教育学部教授を経て、現在、同大学大学院教育学研究科教授。放送大学客員教授。専攻・教育社会学



みなさん、教養は欲しいですかー!
戦後のブーム以上とも言われる、昨今の新書ブーム。
なんか、勉強しないとなぁ・・・言われもない不安が皆を襲っております。
そこで本を読む、いや本を読むより実践の方が大事なのではないか・・・
うーむ、難しい問題です。


さて、教養主義。
教養主義とは「読書による人間形成」、一般的には大正期、昭和期の旧制高校の学生文化を指す。竹内氏は戦後の教育拡大による全集ブームや新書ブームなども、
より広い人々に教養主義が浸透したものだとしている。


その教養主義、実態は西欧文化の取得である、と。
なぜこうした教養主義が起こったのか?


西欧志向のもとは1871年(明治4年)10月に明治天皇が華族を招き、言い聞かせたことによるらしい。
ちなみに華族とは「1869年~1947年まで存在した日本近代の貴族階級のこと」

by ウィキペディア
廃止されたのは日本国憲法が貴族制度の廃止を定めたから、日本国憲法の施行が1947年である。ググってみると、明治天皇が言い聞かせた内容が出てまいりました。当時の言葉なのでよくわかりませんが、外国へ留学し実地の学を、とか、海外に周遊し、知識を増益、などたしかに海外を重視しているようでした。

文明開化の流れの中、西欧文化の取得は喫緊の課題であったのでありましょう。


今や教養主義は輝きを失っています。

なぜ輝きを失ったのか。


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【163冊目の面白い本】 『教養主義の没落』 竹内洋

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今や教養主義は輝きを失っています。なぜ輝きを失ったのか。


西欧と日本の文化格差が当時に比べればはるかに縮小し、
エリートの存在が無くなり(誰もが大学に進学するようになった)大卒も1サラリーマンとして扱われる状況、教養知よりも、専門知や技術知などの実学が社会から要請されるようになったなどの要因がある、と。


つまり、教養なんて身に付けて何になるのさ?という時代になったということでございます。


だが、時代は繰り返します。
西欧化がエリートへの道であったから努力をした。現代のビジネスマンにとって、外資コンサル、外資金融(今は違うか?)がエリートへの道だ。だからビジネス書が売れる、MBAが流行る。つまりやっていることは西欧化(欧米化か?)で、昔と同じだ、素材が違うだけ。


教養主義を復活させろとは言わないが、良いところもあった、と竹内氏は言う。
それは読書だけでなく、人的なものを介しての人間形成も存外多かったということ。
つまり、教養を得る過程において、師を持てたということ。


「平等」が人間の精神を破壊する 』でもあったが、師を持つ、尊敬心を持つということは大事なのでございましょう。


インターネットの登場など知識で他を圧倒するということがしづらくなった現状、学校生活において、師は何を持って師となれるのでしょうか。


と色々と考えていると、
先日フジテレビの「激動!世紀の大事件 ~証言者たちが明かす全真相~」の中で、
戸塚ヨットスクール校長、戸塚宏氏のインタビューが流れていた。


「まずは体罰」


戸塚ヨットスクールといえば、死亡事故などが原因で、戸塚氏も一時逮捕、拘留。
しかし、今も10人以上の生徒がいるとのこと。この方の考え方には賛否両論、毀誉褒貶が激しい。教育問題は今後も考えていきたいなと勝手に思っております。



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