ナカと虎とスズメたち | 婚活の学び|オンナの恋愛と結婚

婚活の学び|オンナの恋愛と結婚

現在、バツイチ婚活中です。結婚時の珍騒動、面白い婚活話など。

離婚してから入社した会社は、中小企業向けの出版社。

しかし!ナカが入社して1週間目で、「今後の会社をどうするか」という重ーい

会議が(@ ̄Д ̄@;)


そう、月刊誌の売り上げがどんどん落ちて、このままではやってけない・・・って・・。


そんなんで、何故に新人を取る!?


「ちょっと、今のうちに辞めといた方がいいかも(;^_^A、」と悩むナカだった。


社内は割とフレンドリー。

でも、記事を執筆する人の邪魔にならないように、会話厳禁!

全てメールでのやり取りでした。

変わってるよね~。

 

お昼は会議室に集まって食べるのですが、一人だけご飯を食べない男性がいる。


「お昼、食べないんですか?」

「うん、あまり昼を食う習慣なくて・・・」


好みの顔。切れる頭。さりげないおしゃれと、協調性があるのかないのか・・・。


この会社は3時から15分が喫煙タイムで、外の階段で喫煙します。

そこで話すうちに、う~ん、良い人だあ、と思うようになったナカ。

でも、彼、H先輩には10年同棲してる彼女がいるってんで。

まあ、会社での目の保養かな?っと。


だが、来る日は訪れてしまった!!


会社を辞めようか、と悩むナカにアドバイスを・・・とH先輩が飲みに誘ってくれたのですビール


その頃、飲む前に「ウコンの力」を飲んでおくと、酔いの回りが遅かったので、

先輩が来る前に、マツモトキヨシで「ウコンの力」を買って、

「ぐ~ぃ」と、飲んでいると・・・・

目の前に、大爆笑の先輩が叫び


「なんで、そこでウコンの力を・・・ナカちゃん面白い!!」


そうして、朝まで居酒屋で会社の話や、同棲している彼女のお話、今までのことなどなど、

お話してました。

店を出たのは4:00AM。

その後は自然と居酒屋から10分のナカの部屋に・・・・・にひひ



先輩はとにかくナカに似ていた。

神経症で苦しんだこと、物事に関する考え方、笑いのツボ・・・・。

そう、先輩が「こう、思ったんだ」っていうことに異論がないナカ。


まじに、こ・・・この人は生まれ変わる前、ナカと双子だったのか・・目

と、思ってしまうほど似ている・・・・。


ナカと違うところは、人生をぐんぐん歩いていくタイプ。神経症の薬も全部捨てて

一人で立ち直った。


えらいなぁ・・・・


恋の半分は尊敬から来ていた。


先輩と一緒に帰ったり、ひそかにメールのやり取りしてた冬は、ナカにとって、すんばらしいラブラブ!

日々だったのです。


お風呂に入っていても、全身を耳にしてメールの着信音を待ってた日々。


大体、ナカはあんまり男性とお付き合いしたことなかった。

一番一緒にいたのが、モトダンなんだからf^_^;


ハンサムで、(元ホテルのサービスマンだったから)きれいな身のこなし、楽しくて・・・・。


・・・・・でも、時はそう長く続かなかった。

「オレ、ガールフレンドと3カ月くらいしかもたないんだよねー」

いつか、言っていた。まあ、同棲してる人がいるくらいだから、仕方ないんじゃない?

その頃のナカはオットナーな気持ちでいたけれど・・・。


部屋にくる回数が少なくなる。

一緒に帰るのを避けるようになる。

電話に出ないようになる。


・・・春が近づいているのに、淋しいよぉしょぼん


2月、ナカの誕生日、二人で横浜の動物園に行った。

楽しかったな~。

何故かスズメ、それも肥えたの、がたくさんいて、大笑い。


ナカの好きな映画「ジョゼと虎と魚たち」で、ジョゼは好きな人ができたら、虎を見に行くって決めていた。

ナカは遠ざきつつある人と虎を見てる。

どんなに虎を怖がっても、もう守るべき手は離れてる


そして、その日を境に、「ああ、もう終わりなんだなー」

 という諦念がやっと目覚め、ナカは沈んでいったのでした。



しかも、4月に先輩は辞めてしまったのです。


月刊誌に載せていた「社内座談会」の原稿を読んで、「H先輩の意見が載っていない!」と

編集に文句をつけたほど、公私混同恋愛タイプのナカ。


・・・もう、会社にいられない。


当然、二人を見ていた女子社員たちからののあてつけはヒドかったし。

でも、先輩がいたからどうにかやってこれたのに・・・。


すっかり意気消沈したナカは、自律神経失調症にまで陥り(>_<)

会社を辞めたのでした・・・。


どうして、ひとりの力でやってくことができないんだろう。

いつもいつも、守ってくれる人がいなくなったら仕事もできない・°・(ノД`)・°・


今でもメールを出せば、返ってくる。でも、それはお友達として。

よき、助言者として。


独身の頃はひとりでも全然平気だったし、結婚もウザいだけだった。


そんなナカが初めて

「ひとりはさみしい」

と強く感じた、5月でした。



その後、パートナーを探すべく、ナカの激しい婚カツの旅が始まるのだが

それはまた別のお話。