専門家の取説・・・こだわりオヤジに出会おう!:工務店・建築家 | 伝統構法の家づくり…大阪の街中で!石場建て/木組み/土壁のマイホーム新築

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五十代も後半、自宅を新築…新建材は怖い!
行き着いたのは地元の工務店。
で、棟梁がつぶやいた。
「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」
「石場建てってなんですのん?!」・・・

5/2に「​​それでもやる? 軒ゼロ住宅①~③​​」を投稿しましたが、

ウチが建築を始めてから数か月の間に、私の生活圏の範囲でも、

次々と軒ゼロ住宅が竣工していきました。


 

5/14「​理想の家づくりは会社選びで9割決まる…伝統構法:現代的性能・科学的知見​」で

建築家の​松尾和也​さんをご紹介しましたが、

その​YouTube​でも繰り返し語られている日射取得/遮蔽や

雨漏りリスクといった住宅建築の基本的性能に、

どうしてここまで無頓着な業者が多いのか・・・。



この​私の投稿​で引用させていただいた「​こだわりオヤジ​」。

大工の棟梁にしても建築家にしても、それを見つけることが

家づくりの第一歩ということを訴えました。
 

あまりにも無神経な建築業者や建築家が多いと感じるからです。


そのうえ真っ黒ガルバなんて、ありえない! 断熱材だけに頼った室内環境、エネルギーの無駄…。​​​
 

性能で言えば、UA値やC値などの断熱気密性能の数値が

明らかに高いハウスメーカーもあります。

それにしたって前述の住宅建築の基本的性能への配慮は見られないし、

ファミレスのように既製品を組み合わせるだけの設計で、

だからといってファミレスのように安いわけでもない。
 

「こだわりオヤジ」の棟梁や建築家の家の方がほとんどの場合、

同じ価格なら品質も性能も格上になるのに。
 

さて、このブログでは私は、自分の家を建てる地域の

こだわり棟梁・工務店をまず推したいとお伝えしているのですが、

中には素晴らしい建築家も少数いらっしゃいます。

例えば、​松尾設計室​の​YouTube​から学ばせていただき始めるずっと前から、

この方のYouTubeに目を付け、学んできました。
 

設計工房ラクジュ​の本橋哲幸さんです。

この方のYouTube「​ラクジュ建築と不動産​」も、

家づくりにあたっては必見!

今の時点でチャンネル登録者数約5万2千人の人気番組です。
 

5/1には、「​専門家の取説…建築士​」と題して、

良い建築士の見つけ方を伝授していらっしゃいます。(☟click)


 

そこで語られるのは、

建築士とはただの資格、建築家との違いは何か、

デザイン重視で性能を無視している建築士があまりにも多いなど。
 

家を建てるのには建築確認申請が必要です。

それには、どんな業者で建てようと、ほとんどの場合、

建築士が設計したことにしないといけません。
 

ところが、

全く一般の住宅の設計が分かっていない設計士もいるのです!

性能の伴わないデザインだけの設計士も。
 

そしてそれは、ハウスメーカーも多くの工務店も同様です。

だから、冒頭の写真のような家が濫造される。
 

住まい手の暮らしを顧みない、つくり手側だけの論理で、

使い捨てのような家が建てられ続ける。

国も、根本のところそれが良いという価値観を持っている。

・・・その方が経済が回るから!
 

家を建てるなら、建築家にせよ工務店にせよ、

とにかく「​こだわりオヤジ」を見つけましょう。

ネットで検索して比較検討したら、分かってきます。

そして、直にたくさん当たってみて、選びましょう。

私も十社ほどから選び抜いて、地元の​日伸建設​に辿り着きました。
 

普段のランチや夕食なら、ファミレスでいいです。

気軽で、メニューも多く、リーズナブルです。

でも、一生の伴侶にとプロポーズするのに、ファミレスを選びますか?!

・・・一生の暮らしを賭けた家づくりに、ファミレス?

しかも、ハウスメーカーはファミレス相当なのに、かえって割高!

住宅展示場で、現場を知らない営業マンから家を買うなんて、

論外だと思うのです。
 

じゃあ、工務店を選ぶポイントは?
 

1.「こだわりオヤジ」としてのポリシーを持っていて、

  自分のところで設計のできること。

2.勉強や技術の向上を常に怠らず、伝統技能の継承ができること。

3.直属の大工で建てられること(下請けに丸投げしないこと)。

4.住まい手第一の家づくりを、施主と協同でできること。

5.工務店のみんなが、仕事を楽しんでいること。
 

私は上の5点を挙げておきたいと思います。

ラクジュの本橋哲幸さんなら、何と言うでしょう?

ぜひこの動画もご覧ください!(☟click)


家づくりは、ほんとうに楽しい勉強です。

おっと・・・素晴らしい専門家、オヤジとは限りませんね。