土壁:荒壁付け その後・・・壁土の変化~乾燥・ヒビ・匂い | 伝統構法の家づくり…大阪の街中で!石場建て/木組み/土壁のマイホーム新築

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五十代も後半、自宅を新築…新建材は怖い!
行き着いたのは地元の工務店。
で、棟梁がつぶやいた。
「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」
「石場建てってなんですのん?!」・・・

荒壁付けから4日目にして、ほぼ好天が続いたこともあり、

外壁の壁土はボチボチ乾いてきました。

私が塗ったところも、

今朝はこんな感じ。


色は青緑灰色から白っぽく土色に変化し、ヒビが一面に。
 

乾く・・・つまり水分が蒸散するということで、

塗りたての頃よりずっと発酵臭が強く漂っています。

乾いてしまえば気にならない程度に収まるはずですが。
 

この匂いと光景・・・

玄関を見ると、近郊住宅地なのに、農村の古民家の牛部屋みたい!

ここはウォークインシューズクロークになるんですけどね。


いちばん最初に塗り始めたところは、


表面はもうかなり乾いています。

 

表側に荒壁をつけて余った壁土は、

裏返し塗り用に現場で保管しています。

ブルーシートで被ってはいますが少しは乾いてくるので、

左官屋さんに尋ねると「湿らせておいてくれると助かる」とのこと。


ガチガチに乾燥しなければやらなくていいそうですが、

軽く打ち水しておきました。

5月中頃まで乾かしてから、こんどは裏返し塗り。

それまでの間、ここでも壁土の熟成が進みます。
 

施工にほんの少しでも携われるのも、家づくりの楽しみです!



近年は見かけることがほとんどなくなった土壁の施工。
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