家づくりの始まり | 伝統構法の家づくり…大阪の街中で!石場建て/木組み/土壁のマイホーム新築

伝統構法の家づくり…大阪の街中で!石場建て/木組み/土壁のマイホーム新築

五十代も後半、自宅を新築…新建材は怖い!
行き着いたのは地元の工務店。
で、棟梁がつぶやいた。
「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」
「石場建てってなんですのん?!」・・・

家造り、伝統構法について、発信していきます。

 

2年ほど前(2017年春頃)からのことです。

順不同で思い出しながらのアップになります。

 

五十代も後半、ひょんなことから自宅を再建新築せざるをえなくなりました。
今から住宅ろーん? それもやむを得ない事情が…。
う~ん、建売りのローコスト住宅かぁ、ま、それでもいいか。

いろんな建築業者やハウスメーカーをあたり、
辿り着いたのは、やっぱり自然素材、地元の工務店

決め手となったのは、
火事場で目の当たりにした合成樹脂がドロドロに熔けた様、
新建材の燃えた有毒ガスの臭い!
そして、工務店の棟梁が言った言葉・・・
阪神淡路大震災で復興ボランティアに行って被災住宅を解体していて、
化学物質で呼吸器をやられたこと。
今の家はいつか解体される日が来たとき、
地球に還らず結局はゴミにしかならないと。

手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体。
完成見学会で見せてもらった家の木組みの美しさ、
新築特有の嫌な刺激臭のない爽やかな室内空間。

何か月もかけて間取りの打ち合わせがほぼ終わり、
棟梁が一生懸命製図版に向かって図面を仕上げてくれた頃、
住設メーカーのショールームで打ち合わせをしながら・・・

棟梁がつぶやいたのです。

「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」
「えっ? 石場建てってなんですのん?!」・・・