私が「ジャズっていいな」と思った最初の曲はキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」だったのですが、ヴァーブやブルー・ノート等で有名なアーティストの所謂スタンダード・ジャズに比べてとても聴きやすかったのだと思います。

これもジャズなんだ、と言う発見の喜びと共に、澄んだ音とその空気感がこれまでに味わったことのない類の音楽、でもどこかで知っていたような懐かしさを感じたりもする、そんな不思議な心地良さを感じさせてくれる演奏だったのです。(長い曲なので一部をピックアップ↓)



このレコードをリリースしていたのがドイツのECMと言うレコード会社(現在はユニヴァーサル・ミュージックの傘下)なのですが、他のミュージシャンのレコードも皆ジャケット・デザインが綺麗で、どんなアーティストなのかも知らないまま、とにかくこんなジャズなら聴いてみたい!と2・3枚買って聴いてみたのですが、それらもとても良く、以後ジャズと言えばECM開拓に勤しんでおりました。



キース・ジャレット・トリオのジャック・デジョネット(ds)やゲイリー・ピーコック(b)、サックスのヤン・ガルバレクやヴィブラフォンのゲイリー・バートン、ピアノのリッチー・バイラークなどお気に入りのアーティストも増えて行ったのですが、次第にECMからのリリースが少なくなってくると私もその頃にはオスカー・ピーターソンやビル・エヴァンス等の昔のレコードを聴くようになり、いつのまにかECMレーベルは私の中では忘れられた存在となっていました。

それが、久しぶりに以前見たような雰囲気のジャケットをCDショップで見つけ、レーベルを見たら「ECM」とあったので嬉しくなってしまったのですが、ミュージシャンがキース・ジャレットとクラシックのヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルだったので、ん?どういう音楽だ?と興味津々、買って聴いてみたらこれまた新しい発見でありました。

前回は「ギターあれこれ」と題して記事を書きましたが、あれこれと言うにはちょっと足りないんじゃないの?と我ながら思うのでして・・・

アコースティック・ギターの演奏を幾つか紹介したわけですが、エレキ・ギターになるとこれがまた音は勿論のこと、曲調までがらりと変ってしまうわけです。

十代の頃、ギターの演奏にしびれたのは、まさにこのエレキの音なわけで、今日はしばし十代の頃の気分に戻って、当時はまっていた曲などを。

その頃、良く聴いた曲といえば、まずビートルズの曲ですね。
「Let It Be」のソロ・パートはエア・ギターでがんばってました(笑)
まあ、エレキと言う狭義な分類ではなく、彼らの曲が大好きだったと言うことで。



エレキ・ギターでしびれたと言えば、イギリスのロック・バンド、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジのギターで、「天国への階段」を必死に真似てたのを思い出します。



最後は、当時もかなり異色でしたが、現在もこんな紙一重の演奏をするギタリストは他にいないんじゃないでしょうか? ジェフ・ベックです。

音の出る物があると何だか鳴らしてみたくなる。

中華街の土産物屋に行っても目に留まるのは得体の知れない楽器らしきものだったり、この金物の器は叩いたらいい音がしそうだなどと思ったりしている。
きっと私が収集マニアだったら家の中はそれこそ得体の知れないガラクタ置き場のようになっていたのではないかと思う。

そんな私が現在唯一鳴らしている楽器がギターなのだが、これは簡単に誰でも音が出る。
ポピュラーな楽器の中ではピアノの次くらいに簡単に音が出る楽器ではなかろうか。
しかし、鳴らすと弾くは別物で、弾くとなると急に鳴らなくなる。
簡単に言えば開放弦でボロンとやれば鳴るのに、弦を押さえるとボッと言うだけで鳴らなかったりする。
だから楽器を弾ける人は本当に尊敬してしまう。

少し耳が肥えて来ると弾けるだけじゃ、やっぱり鳴らないと、なんて他人のことは評価したりしているが、同じ土俵に立つとやっぱり尊敬してしまう。

そんな尊敬すべきギター演奏をいくつか。



このアンドレス・セゴビアのギターは最初は何気なく耳に残っていた演奏だったが、いつ聴いても新しい発見のある演奏だ。深い!

次は、パコ・デ・ルシア、アル・ディメオラ、ジョン・マクラフリンのトリオ。
これはいかにも楽しそうだ。
パコ・デ・ルシアのフラメンコ・ギターは文句なしに「かっこいい!」と思ってしまう。



最後は若いアメリカのミュージシャン、アンディー・マッキー。
ギターもこんな風に弾けるのか、と言うかどうやって弾いてるの?