前巻はこんな感じです。
森から野原に出たイレイナは、女性から花束を届けてほしいと頼まれる。
しかし都市の入り口では花束を取り上げられてしまう。毒がある花で、魔法を使えない人間を狂わせるのだとか。
翌日、花咲く野原に戻ってみると……
二巻からは、『キノの旅』風の短編オムニバスになるのね。
日記をつけるイレイナさん。
……外見がニャル子さんっぽいよね。
次の話は、幸せ探しをする若者。
使用人のニノのために他人の幸せを集めて魔法で封じていたのだ。
……え? 危険なヤツ!?
と思ったら、幸せな記憶は消えてしまうわけではないようです(推定)。
若者の家に招待されるイレイナ。
「驚いた方がいいですか? うわー、すごーい、お金持ちなんですねー」
この顔である。
……ちょっと殴りたくなった。
乙女している使用人のニノ。
しかし、若者の父親の扱いは奴隷。若者の愛はどうなるんだか。
イレイナは結末を見ずに旅立つのであった。
亡んでしまった寒い国。いまだ戦いの跡が残っている。
イレイナのお城のお邪魔の仕方がひどい件。
……扉、修復しないの?
食料はあるのね。
王女ミラロゼ一人が残っていた。
記憶喪失とか設定はいろいろ。
そして、国を亡ぼすジャバリエという魔獣をともに倒してほしいとイレイナに依頼する。
一宿一飯の恩義を返さない、わがままイレイナ。
ジャバリエの落とし穴作りは手伝う。
次第に、一緒に戦う気になってきて……
いい戦いっぷりでした。
そしていい話でした。