幼い頃から本が好きで、『ニケの冒険』が好きだった少女イレイナ(本渡楓)は、14歳で魔女見習いになった。

史上最年少で合格して「他の受験生があまりに弱すぎたので。これじゃ魔女になれてしまうのも時間の問題ですね」と鼻高々。

しかし、全ての弟子入りの申し込みをことわられてしまう。

森の奥の「星屑の魔女」フラン(花澤香菜)の元にダメ元で申し込む。

「有名ですよ、よくも悪くも」と言われる。

弟子入りしたものの毎日雑用ばかり。

一ヶ月がたっていきなりの試験。

課題はフランと戦うこと。

……スカートの中は暗黒空間です。

 

勝てるわけもなく、イレイナは泣く。

実はフランはイレイナの父母から失敗や挫折を学ばせるよう依頼されていた。

そして、我慢しすぎとも。

技術も才能もある。経験が足りない、と。

一年後、イレイナはフランを倒し、正式な魔女になった。

魔女名は「灰の魔女」。

フランは帰国する。

 

ニケのように旅に出たいイレイナ。

母からのいましめ。

1.危険な目にあいそうになったら逃げること

2.自分が特別な人間だとは思わないこと

3.いつか必ず帰ってきて私たちに元気な顔を見せること

そして日記を書くように渡される。

イレイナが旅に出て、三年の歳月が過ぎた。

 

 

料理の数々がおいしそうです。

 

18歳になったイレイナは、魔法使いしか入れない国に入る。

ここではまだまだ未熟者のダメっぷり。

……空中戦で割れた屋根の瓦を魔法で修理したりできるのね。

 

そこでダメな魔女見習いの卵、サヤ(黒沢ともよ)と知り合い、サヤが働く宿に泊めてもらう。

風呂上がりに勝手に入ってくるサヤ。

サヤは僕っ娘だった。

伝統芸の土下座をして魔女見習いの試験に通るコツを教えてもらうサヤ。

サヤは妹に先を越され、イレイナに輪をかけたダメ人間っぷりだった。

一週間の猛特訓でサヤはホウキの操縦をマスターする。

なつきまくるサヤ。

しかし、実はずるい子だったりして……

 

サヤは半年後、魔女見習いに合格した。