武田梨奈主演の空手映画です。

 

沖縄に伝わるクレナイカラテ。

ソウジロウを祖とし、その黒帯をうけつぐ。

田川が黒帯を奪いに来る。

田川は負けるが、部下が日本刀で切りつけ、父の建児と姉のアヤカは殺され、妹のナツキは黒帯とともに連れ去られる。

しかし、死んだと見えた建児は最後の力でアヤカを生き返らせる。

そして月日は流れ、アヤカは池上家に引き取られて今は横浜ブルクでアルバイトをする女子高生(武田梨奈)。

ひったくり二人を倒してその動画が世間に広まる。

クレナイカラテ宗家の生き残りと見た田川は、本物のソウジロウの黒帯を奪おうとアヤカにせまる。

 

正直、『ハイキック・ガール!』の方が面白いです。

 

 

クレナイカラテという割に、何の変哲もない普通の空手です。

手首取って……

 

この構えはなんだかなあ。実戦的じゃない。型を見せている感じ。

 

敵の空手道場。

立ち居振る舞いが合ってないのが悲しい。

一応、クレナイカラテの流派として一門を構えているのだから。

 

部下のキースが狙っている黒帯。実は偽物。

後半で、設定が生かされていない。

 

空手。

いくら子供の時にやっていても、練習していなかったら衰えるで。

 

武田梨奈と飛松陽菜の動きは素晴らしいです。

 

格闘シーン。

受けなくてもいい攻撃を受けている場面が多過ぎです。

 

こういうカラテ映画というのは、色んな流儀が見られるのが楽しいのに、全然レパートリーがないです。

型の切れはいいのにねえ。

全体にぎこちないんよ。

 

……きもいお兄ちゃんは金的つぶしでええんやで。

 

そして、脅迫動画。

……警察に行けよ。

 

知略がない。

バカだ、バカがいる!

頭痛てー!

 

最後の戦いも、父親の命を奪った日本刀は出てこなくてなんだかなあ。

サイくらい出してほしいよ。

 

 

というわけで、ただ空手の型を見るだけの一本でした。

 

おすすめはしません。