上肢は、肩→肘→手首→指」の順番で回復する | kondoukomatum165のブログ

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これは麻痺改善の世界では常識なのでしょうか。しかも正しいのでしょうか。

 

私は急性期病院で、麻痺の左手を右手で動かす訓練を続けていました。麻痺手を広げてベッドに付けて体重を掛ける練習もしました。両手を同時に見つめて、グパするイメージトレーニングも続けました。

 

脳被殻出血から1ヶ月半で回復期リハビリ病院に転院して上肢の訓練が始まりましたが、最初は肩・肘の訓練のみで指の訓練はありませんでした。理由を聞くとセラピストさんが、「上肢は、肩→肘→手首→指」の順番で回復するから」と、返事された。

 

数日後に、「指が少し動きます」と担当のセラピストに言うと、非常に驚いて、「指が肩より先に動くのは知りませんでした」と言われた記憶があります。そして、その日から指の訓練も始まったのです。

 

3ヶ月間のリハビリでは、「お手玉を軽く握れる」迄に回復しましたが、肘と肩が少ししか動かないので、日常生活で使用する迄の回復ではありませんでした。

 

「あとは日常生活で両手を使うことが最大のリハビリです」とのアドバイスを受け、退院しました。家庭でも通勤電車でも職場でも両手を使う努力を続け、指や手首だけではなく肘や肩も動くようになりました。社会生活はリハビリの宝庫です。

 

私の体験から、上肢は「肩→肘→手首→指」の順番で回復する」のではなく反対に「指→手首→肘→肩の順番で回復するように思います。

 

麻痺があっても膝の上で両手指を組むことは可能です。手指を組むと、動く方の手を動かすことで麻痺手も動きます。前に伸ばすことや左右上下に動かすこともできます。肩を痛めないように療法士が指導すれば安全です。

 

上肢訓練にも基本があるのかもしれませんが、素人考えでは指が動かないと、何も出来ないから、指の訓練が最初のように思っているのです。

如何でしょうか。