日常生活のためのリハビリテーションが必要 | kondoukomatum165のブログ

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私は自分の我が儘で「畳の生活」を希望しました。しかも発症から1ヶ月の急性期病院のリハビリ室で。

私の部屋が和室だったからだけの理由です。

 

私の我が儘を聞いてくれたのは、若い女性の理学療法士さんでした。床に立った状態から床に敷かれた絨毯に、しゃがむ・座る、膝立ちになる・立ち上がる。この訓練は歩行よりも辛い修行に感じていました。

しかしこの訓練が発症から1ヶ月半で回復期リハビリテーション病棟に転院した翌日からの杖なし歩行を可能にしたと思っています。

 

また入浴タイムは、着替えという難しい動作を可能とし、後の手の回復に寄与したと感じています。

私は発病前、料理するのは好きでしたが、作業療法室のキッチンでは片手での調理訓練が主だと言うことで頼みませんでした。調理は不自由でも両手で行うべきだと考えたからです。

 

さて、下肢はかなり回復したのですが、手の訓練が進みませんでした。私は左側が麻痺したので利き手の右手は動きますから、回復期リハビリテーション病棟では直ぐに麻痺手の訓練が始まったのです。

 

しかし、肩の訓練が始まった夜に肩に激痛が走りました。そこで、麻痺肩の訓練は暫く中止されたのです。ただし指先の訓練は継続されました。

 

そして、この指先の訓練を多くしたことが、まもなく指の動きを少しずつ可能にし、上肢全体に動きが出てきたのです。このとは、肩の痛みに関係なく指の訓練を先行する方が効果的だと今は考えています。

 

ある日、濡れタオルを水道の蛇口に掛けると片手で絞ることが出来ると教えられましたが、これでは麻痺手の訓練にならないので、両手で絞る練習をしました。

 

とにかく片手動作は緊急避難的な方法で、あくまで両手を使う訓練が必要だと考えています。手が固まっていない限り両手を使う努力を続けましょう。

 

両手が使えないと日本式の食事は辛いですね。西洋式であれば料理やパンを小さくしてもらうと、フォークかスプーンで可能ですが。要するに「日本人の生活に合った上下肢全体のリハビリ」をする方が、回復が進むと思うのですが如何でしょうか。