何のためのリハビリか? | kondoukomatum165のブログ

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麻痺で動けなくなって、先ず求められるのは「日常生活動作」の確保です。日常生活動作とは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など、日常生活を営む上で不可欠な基本的行動を指します。

 

それぞれについて、自立・一部介助・全介助のいずれかであるか評価することで「生活自立度」を表現します。最近は、「日常生活活動」と言われることが増えてきているようです。

 

 発症から23ヶ月の間に、「日常生活動作」の確保と称して、麻痺側上肢のリハビリを怠れば上肢の回復は遠のくばかりです。

 

 麻痺の無い手を訓練することで、「日常生活動作」が向上するとの考えは理解できますが、そのことで麻痺側上肢のリハビリが出来なければ麻痺改善のリハビリとは言えません。

 

さて、入院リハビリで日常生活動作を自立させるのが回復期病棟の役目です。

そして、退院後の自主リハビリで社会復帰させることが真の麻痺改善リハビリです。

 

 社会復帰とは、家庭の主婦は掃除・洗濯・調理などや、買い物などのための外出が求められます。働く人にとって望ましいのは元の職場への復帰です。私たち障害の残る者も、自分の意志で、自分らしく生きる事、これこそが本当の自立であると考えます。

 

このように、家庭における日常生活動作の自立に留まることなく、職場復帰や再就職したり、戸外に出て散歩や買い物に出かけたり旅に出かける事、仕事をして報酬を得ることが「生活を明るく」し、とても有効な麻痺改善リハビリテーションになると考えています。