『それって〜ハラですよね?』って言う人への違和感! | 世に棲む日々。(教育講演、研修、相談)

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おもしろきこともなき世をおもしろく
すみなしものは心なりけり

世に溢れるハラスメント。
セクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラ。陰湿なハラスメントに悩む人には救いの手を差し伸べねばなりません。

ただ、つまらぬ輩も増えてきた。
安易に言葉尻を捉えて
「それってセクハラですよね!」などと言う。

例えば女性に「良い人できた?」と聞くと横から「それってセクハラですよね!」と横槍を入れてくる。良い人がいたら、紹介して欲しいと言われている関係の二人にでも知ったかぶって割り込んでくる。

言葉狩り研修には気をつけろ!

きっと何処かの低俗な言葉狩り研修や
マスコミのコメンテーターに
異性に彼氏がいるかどうか聞くのはセクハラ、
年齢を聞くのもセクハラ、
既婚かどうか聞くのもセクハラなどと、
誤った先入観だけを刷り込まれたに違いない。
全くのステレオタイプ。

言われた本人がどう思うかと言う肝心な部分が欠落しており、つまらぬ言葉狩り研修やマスコミの思想信条をすりこまているとも言える。

知ったかぶった言葉狩りこそモラハラ。

本来ハラスメントなどは言う側、言われる側の関係性、思想信条、などの受け取り方によって同じ言葉であってもハラスメントに当たるかどうかは違ってくる。

これはハラスメント、
あれもハラスメントなどと言葉や行為を
マニュアル的に積み上げられるものでは無い。

その意味で「それって…」とステレオタイプに言う人の「それ」の指摘は全くの無知か、自分の思想信条の押し付けである可能性は高い。

理不尽な言葉狩りに合い睨まれたり、罵声を浴びせられたり、それってセクハラだと責められることこそ立派なモラハラと言って良い。

勿論、初めて会った女性にいきなり、まだ結婚していないのか?と聞くような事は不快感を感じさせてしまう事は想像せねばならない。その意味で注意しなければならない状況の理解と学習は求められる。

しかし最後はその関係性や思想信条による受け取り方に委ねられるのがハラスメント。

感性の鈍い人は機械的にその行為や単語を避ける事は望ましい。しかし良識と豊かな感性の持ち主同士には迷惑な話し。品なく勝手に盗み聞きして横槍を入れる人にウンザリする事もある。品格マナーの問題とも言える。

過ちに適した反省を求めているか?

前述にもあるように当時者の関係性、思想信条などにより言葉の受け取り方が違う。受け取り方の違いは内心の自由、人それぞれであるが故に他人にはわからない。

気づかず人に不愉快な思いをさせる事もあれば勘違いもある。「失礼しました、ごめんなさい」と真摯に謝れば良い場合と、相手の内心を無視し、立場を利用して精神的に追い詰めるなどの場合との反省の求め方の違いをいま世間は見失ってはいないか?

単なる勘違いから来る過ちを鬼の首を取ったかのように攻めたてる昨今の言葉狩りの傾向は人間味のある組織を無機的なものへと変質させ、正義の訴えのつもりがいつの間にか自分の価値観を押し付けるモラハラの過ちを犯している危険性もある。

何でもかんでも法的手段に訴える事を脅しのように匂わせる人やマスコミの謝罪会見を見ればその違和感は理解しやすく、

更に品性を疑う「それって〜ですよね?!」

この「〜ですよね!?」の語尾にその人の品性が現れる。

真摯な忠告では無く、
様子を伺いながら
相手を困らせてやろうと言ったもの、
弱みにつけ込もうとする場合など
時として脅しに聞こえてしまう時もある。

ハラスメントを理解した善意の第三者の忠告は
「それ」とステレオタイプに指摘もしなければ、
「〜ですよね?!」と様子を伺う事もしないだろう。

安易に、セクハラだのパワハラだの言う人は
私にはモラハラと感じてしまいます。
私がそう感じる事が紛れもないハラスメント。
ややこしい時代になりました。

勿論私はその事で訴えでやるぞとは思いません。
「それってモラハラですよね?!」などとも言いません。

「そんな風に言わないで」
「ごめん、ごめん」
で済む話。

だから私が「パワハラです」と言う時は皆さん覚悟せねばなりません。
昨今の学校の校長や教頭さんお気をつけて。

更にパワハラ加害者になりたくない人は下記のブログをお読み下さい。

パワハラだと言われる人の特徴は?松原市商工会議所『元気活力塾』よりhttps://ameblo.jp/kondayao21/entry-12538656484.html


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