講演や講話を聴く機会が多い。
今日は聞き方の話。
聞き手の印象は人により千差万別。
同じ人が同じ話をきいても
聴くきっかけや聞き手の心理状況により受け取り方は違ってくる。
納得する話もあれば、
それは違うと言う話もある。
総論的には納得できても
各論的には同意出来ない事もある。
意見の相違はあって当たり前。
講演を聞いて自分なりに是々非々を感じる事が良い。
質疑応答があれば
自分なりの疑問、反対意見を素直に述べる事が大切だと思う。
感動や同意の気持ちを述べる事も大切だが
そればかりでは意味がない。
私はどちらかといえばちがうと思う反論を言うように心がける。
特に教育に関わる事や人材育成においては、
バランサーとして世間に正しく伝えるのが私の責務。
誉める叱るは特に気を使う。
誉める事の効用は誰しもが認めるところ。
誉める効用を伝えたいが為
対立軸に叱る事を
イメージ操作の道具として使われたり、
叱る事がイメージ的に誤解されそうな時はあえて質問するように心がける。
大概の講話者は
「そうなんです、対立軸にあるものでは無いんです、そこが叱る誉めるのバランスの取り方の難しいところなんです、叱る事も大切なんです」
などと答える。
それやったらそう言わんかい!
聴いてる側は誉める事が崇高で
叱る事はダメな事と勝手にレッテルを張っていますよ。
誉める事は絶対的なお墨付きを得、
叱る事はその対立軸としてダメなレッテルを張られていく。
こうして間違った風潮は出来上がっていく、
マスコミはそんな大衆をさらに扇動する。
相手を攻撃するための批判では無い。
思いやりを持った批判的精神は
議論を深め、正しい認識を構築する。
マスコミやネットで間接的な批判は
目を覆わんばかりの激しさがある昨今。
面と向かっては
傍観を装い賛辞を送る。
そんなつまらない話の聞き方が最近多いようにおもわれる。
正直な感想や意見を述べない事は
間違った風潮にお墨付きを与える無責任極まりない行為。
民主主義の主人公となりうる大衆市民となるか
右向け右、左向け左となる群衆となるか
話の聞き方で決まっていく。
批判的精神といえば語弊もあるが
検証の精神を持った話の聞き方
皆さんに推奨していきたい。