どうもこんにちは!
気持ちの良い季節になり、個人的には色々な作業事が順調に進んでいる昨今ですが、如何お過ごしでしょうか?
この季節も大小様々な展覧会が各地で開催されていて自分も少ないながらもできる限り現地に足を運んで行きたいと思っています
そんな中、たまたま見つけたツイートが気になり、とある個展に用事のついでで覗いてきました
初めに今回の個展の先生についての自分の意識ですが、特にその作品群については思い入れなどが在る訳ではなく実質、知識ゼロの状態
Ryota-H(リョウタ 【Hは発音しないみたいです】)
イラストレーター。1985年生まれ。GAINAXにてアニメーターを経験し、現在はフリーランスでイラストレーター・漫画家として活躍。現在はサイコミで『イグナイトエイト』を連載中。ほか、『Fate/Grand order』山の翁・ナポレオンや『リボルバーズエイト』のキャラクターデザイン、『神撃のバハムート TWIN HEADS』の作画などを手がける。2019年3月30日には、初の画集「Ryota-H 作品集&作画テクニック」を発売。(ギャラリーページより引用)
そして、この個展に足を運んだ目的ですが、現在おそらく国内最大手といわれている様々な自作画共有サイトのピクシブ。その運営母体が営業している現実世界の接点として機能している情報基地。デジタルだけでは見えてこない、その様子と熱気を実際に体感してみたいと思ったからです。
ウィキペディアより引用
pixiv(ピクシブ)は、ピクシブが運営するイラストや漫画を中心にしたソーシャル・ネットワーキング・サービス。
自分の作品(創作・二次創作の両方)をアップロードし、他のユーザーの作品をブックマークすることで、同じ嗜好の人々がつながることができる。グローバルな展開を念頭に置いて作られたサービスで、運営はサービス開始から言語的コミュニケーションを最小限に抑え、ユーザーが作品を通して個人的なネットワークを形成できるようシステムを整え、世界レベルのオンライン・コミュニティに成長した
さて今回の展示物については原画は一切なし。大小様々な作品群はほぼシルクスクリーンなどの印刷物のみ。何か創作のアイデアや下描きなどのアナログ原稿を期待した身としてはこれが少し残念でしたね…
現物を拝見した感想ですが、各作品については圧倒的な技術と存在感、そして他にないオリジナリティが際立つ良作の数々で、見入ってしまう作品も多かったです。しかしながら、学校の絵画展のような壁面一面に張り出されたその展示レイアウトのせいか、一歩引いてみると単調な印象を受けてしまうのが残念に思われましたが、狭い展示スペースに長年にわたる過去の作品群をあれをこれをと詰め込むプロとしての意気込みと気概は十二分に伝わりました
個人的に考えている長年のテーマで「アートとイラストの違い」という問題があるのですが、今回の展示内容については、やはりその制作目的が明確であり、発注者が商業ベースに展開するというその企画の性質があるため、必然的にイラストとして認識されているのでしょうか
もしこれら制作作品について、その技術を選択する意図「なぜこの技法なのか?」、そして制作に至る発想の源泉など「何をどう伝えるためにこれは制作したのか」等の出発点が、より明確になっていたとすると…
もしかしたらアートとしての質量も、後から付いてくるのかもしれません
最後になりますが、今回の個展はビジネスとしての側面も機能していて、比較的安い価格設定で少数限定受注生産の作品複製画や小物グッズなど、実物を手に取れる機会でもあり、現物を見られて個人的にとても良い勉強になりました。
会場内の様子などのリポート
公式のページリンク
期間中に行われた作家の裏話を交えたトークの様子
添付画像は会場外観