甲南摂津会40周年【3】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

私共は昭和29年より平成15年までの48代49年の期間、甲南大学で應援團を運営させて頂き、平成15年以降も再建活動を行う傍ら、他校應援團の在り方や運用を学ばせて頂いております。体育会の応援、セレモニーでの演武、エール等、応援団に関する戦後~現時点までの事柄に関しては、全甲南関係者の中で弊会が最も見識が深いという自負はございます。お声がけ頂ければ、より良い形をご提案できたのではないかと残念に思っております。

何も弊会のイベントには摂津会をご招待させて頂いているにも関わらず、逆の場合は蚊帳の外という事に対して異議を申し上げている訳ではございません。式典中、本来は応援団がやるべき事をやるのであれば、やはりその道のプロを自認する我々の働きどころだったのではないか、と思う次第であります。
 
現在、学習院大学との定期戦の開閉会式では、体育会本部がエール交換を行っております。これは応援団が活動停止後、10年位以上、エール交換とは名ばかりの一方的に学習院大学からエールを贈って頂くだけの時期がございました。この学習院の好意に甘えた運用が長く続いたものですから、それを当たり前の様に捉える空気がありましたので、弊会関会長より長坂学長にこれは誤りである事を訴求し、ようやく体育会本部がエールを行う運用がここ数年、定着しております。開始にあたっての学園歌のリーダー指導は弊会にて実施させて頂きました。
この話の延長線上で今回の事象を理解するのは、問題の質が異なるというのが弊会の見解であります。学習院大学とのセレモニーは学習院大学と我が校の2校で成立する行事であり、その中で両校のバランスが不均衡であったエール交換の場面で、学習院大学への答礼の仕組みを構築するのが最優先である為、実現が最も容易な現在の形を採択した訳であります。

それでも学習院側は専門の応援組織でありますので、当然の事ながら質の部分では雲泥の差があると聞いております。よって学習院も参加させる人数を絞ったり、團旗を掲揚しなかったり、甲南側へ歩み寄る形でレベルを下げてお付き合い頂いている訳であります。いつまでも学習院側の好意に甘えた、開き直りとも取られかねない現状を改善する事が急務なのであります。【以下次稿】
 
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会総本部