平成26年芹生会 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

毎年、お盆の時期に我が團の30代目以降のメンバーを中心に集まる風習がございます。当初はちょっとした同窓会的な感じの催しでありまして、近畿圏外に在住するメンバーも増えている中、盆に帰省しているそういうメンバーを交えたまには顔を合わせようという趣旨でございました。


30代目以降という時期は我が團にとっては苦難の時代に当たる事は以前もこのブログで取り上げさせて頂いておりました。30代目團員が全員、退團するという重大事が発生し、それまでは1学年6~8名程度はいた團員がこれを契機に激減し、30代=0、31代目=2名、32代目=4名、33代目=2名、34代目=1名、35代目=1名という状況を迎えるのであります。


この時代、少人数で團を支えた事により以降、再び團勢を回復する事になるのでありますが、総勢で10名にも満たない中、組織を維持するという事は口で言うより極めて困難な作業である事は言うまでもありません。


この時代を象徴する團員が過去、幾度かご紹介した32代目リーダー部長 芹生長門甲兄でございます。この時代の團員は粒揃いでありまして、團勢盛んなりし頃に其々の得意分野で指揮を執らせたかったと思わずにはいられない顔ぶれでありますが、芹生甲兄はその人柄と、引退後も自らの時間を削って現役の支援に尽力された情熱によって、以降の團員はその影響下にあると言えましょう。


芹生甲兄は誠に残念ではありますが、平成16年に他界されました。以降、恒例の夏のこの集まりは故人を偲ぶ会的な様相を呈しております。今年はリーダー部長であった故人の愛弟子と言える当時、2名しかいなかったリーダー部員である松田豊彦33代目副團長、中村昭則35代目團長が参加され、故人の思い出をお聞かせ頂きました。

摂津本山駅前の芹生甲兄がこよなく愛されたバーでは、今でもひょいと芹生甲兄が顔を出しそうな気がしてなりません。


故人のご冥福を衷心より祈念申し上げます。


甲南大學應援團OB会

八代目甲雄会広報委員会