早くも第3話という事で、ストーリーのテイストも分かる様な展開になっております。現実と照らし合わせ細かい相違点を列挙する事に意義は感じません。巷間の評判が気にはなりますので、掲示板等を拝見しますと、「應援團関係者は観ているのだろうか??」との意見が複数、見受けられましたが、意外に観ている様に思います。
應援團関係者への取材は出来ている様で、連帯責任 などという今や死語と化した様なものについても描写されております。死語かもしれませんが、應援團の運用にあっては必要不可欠なアイテムでありまして、斯様な難しい運用を可能たらしめていたのですから、時代背景があったにせよ、よく出来ていた仕組だと思います。
ドラマで描けば美しい話も実際やると、かなり難しいものでありますが、これなくして鉄の団結はあり得ないでありましょう。
また応援する資格としてドラマ中のOB氏が話をするシーンがありましたが、これも現役時代、先輩に指導された事と同一でありまして、取材能力に敬意を表する次第であります。応援という行為はそもそも烏滸がましい行為と言われても仕方ありません。練習を重ね試合に臨んでいる選手に、頑張れと言う訳でありますから、声援を送る方は厳しく自らを律し、選手に負けない位の鍛錬を積んでおかねばならない、という訳であります。
体育館で練習をしている時に近くで体育会の他部が練習をしている訳ですが、彼らより先に練習を終えては申し訳ないとして、他部が練習が負えるまで延々と練習をしていた事もございましたが、それもその一端でありましょう。
應援團の良いところも悪いところも含め正面から取り上げているこの番組が世間の應援團への関心を高めて下さらん事を引き続き祈念申し上げます。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会