夏合宿は概ね1週間程度でありまして、7泊8日というプランが一般的であります。朝は6時から練習が開始され、朝食を挟んで昼まで行い、昼食後程なく、夕食まで練習、という練習三昧の日々を送ります。
概ね午前中は筋トレ中心、午後は演武、乱舞、太鼓、旗手各パートの練習中心、合宿の前半は筋トレ中心、後半は各パートの練習中心というメニューであります。
またイベントとして以前、ご紹介させて頂いた夜襲 、親衛隊テスト、リーダー部テスト等が行われます。親衛隊テストは1回生團員全員が対象、リーダー部テストは親衛隊2回生の中でリーダー部への転属を希望する者が対象となりまして、同時に行われます。これを経て1回生はそれまで何も付ける事が出来なかった学ランの左襟に親衛隊バッジを付ける事が許可され、同様にリーダー部2回生は親衛隊バッジをリーダー部バッジに付け替える事が出来ます。
練習を終えれば後は風呂に浸かって早々に就寝と参りたいところでありますが、下級生はそういう訳にもいかず、洗濯や先輩の雑用を仰せつかり、就寝できるのは学年が下になるほど遅くなります。
勿論、息抜きも用意されておりまして、夜襲の翌日は朝練はありませんし、中日と呼ばれる合宿4日目は昼からの練習が免除され、基本的に夕飯までは自由行動であります。ひたすら寝るも良し、少し離れた街へ出かけ喫茶店に入るも良し、各人、それぞれの時間を過ごす事が出来ます。
かつては合宿中の下級生の普段着はダボシャツにステテコという出で立ちの者が多く、中日にゾロゾロとダボシャツの集団が街を闊歩する姿が見かけられたと伝えられております。
【夏合宿中日の下級生(昭和42年)】
【夏合宿中日の下級生(昭和50年)】
悲喜交々の夏合宿、まだまだ記載すべき事はございますが、また別稿に譲りたいと思います。
八代目甲南大學應援團OB会広報委員会