ビリヤード | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

現在、所在確認やOB会の各種取組のご案内等を兼ねてOB会員諸兄にお電話差し上げる機会が増えております。昨夜は昭和40年半ばに卒業された先輩とお電話でお話させて頂き、色々なお話をお伺い出来ましたので、ご紹介申し上げたいと思います。

 

特に古い年代の方とお話しさせて頂く際、お伺いするのが團史編纂の為に必要な昔話でございます。一口に歴史を紐解くと申しましても、様々な側面があり、全てを記録するのはほぼ不可能でございます。活動内容とか合宿や各種行事等、ある程度、ポイントを絞って取材せねば収拾がつかなくなります。

 

その中で意外と分からないのが團員達の日常生活であります。時代背景が変われば日常生活も自ずと変わります。逆に申せば日常生活が分かればそれを通じ当時の世相や團員達の横顔が立体的に浮き上がって参る訳であります。

 

昨日、お話させて頂いた先輩が應援團に在籍されていたのは昭和40年代前半でございます。以前にも触れましたが全国的に應援團文化が全盛の時代でありまして、学生数が5000人にも満たなかった我が甲南大学でも應援團は50名程度の團員がおりました。

また当時は大学によっては学生運動が活発だった時期でもあり、大学生にパワーがあった時代と言えましょう。おとなしいと言われております我が團でも他校應援團との乱闘騒ぎで休團処分を受けましたのもこの時期であります。

 

日常を知るには遊びを調べるのが一番であります。そんな当時の遊びを聞いてみますと、麻雀とビリヤードとのご回答でありました。麻雀はさもありなんと頷けるのでありますが、ビリヤードは少々、意外でした。梅田の某ビリヤード店には甲南大學應援團員其々のマイキューがキープしてあったと申しますので、かなり本格的であります。

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考察してみますに、かの名作「ハスラー 」が日本で上映されたのが昭和37年の事でありますので、当時、ビリヤードは結構、お洒落な遊びだったと思われます。一日の團務を終え、帰り道に玉を突いてから帰宅する当時の團員は時代の先端を走っていたものと思われます。

 

そう言えば我が会の事務局がある先輩の会社事務所の会議室にビリヤード台が置かれており、長年、疑問に思っておりました。その先輩もちょうどこの年代の方でありまして、ようやく腑に落ちた次第であります。

 

八代目甲南大學應援團OB会

広報委員会