浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
私たちが何を感じ、どう行動するかは、事実をどう解釈するかによってほぼ決まります。
そのため、事実を誤って解釈している場合は認識のゆがみを直す必要があります。
夫が不倫していることは事実でどう解釈するもなにも「不倫してます!」ですが、どう見えているか、どう感じるかはそれぞれです。
たとえば夫と不倫相手の関係性など。
女は夫を本気で奪いたいはず。結婚願望が強い女です!
夫は彼女を本気で愛してます。
離婚して彼女と一緒になりたがっています。
夫は出て行くと騒いでます。
早く何とかしないと明日出て行きます!
夫が離婚しろと迫ってきます。
もう夫婦は終わり。年内中に離婚になります。
今、目の前にしただけの事実。これまで把握しただけの事実。
それらを自分なりに解釈してネガティブな台本を作りあげてしまいます。
それに気づかないとネガティブな感情にはまってしまう。
そうなると、その辛さ、苦しさから逃れたいために自分を守る行動が発動されます。
相手の行動を把握しようと必死になる。
相手を変えよう、コントロールしようと必死になる。
不倫をやめさせようと必死になる。
これでは一層深みにはまってしまいます。
波風を立てたくない人、自分より相手の気持ちを汲みがちな人、自分が引き下がるような人は、
夫の顔色をうかがったりしながら、自分の四方を壁で固めてその中に引きこもるようになります。
主張できるタイプ、反抗的な態度をとる人は、夫に攻撃的になり責め続けます。
自分の中のネガティブな信念に主導権を握らせると成す術がありません。
この感情に陥っている自分を客観的に気づかない限り、自己中心的な解釈をして苦しい感情からなかなか抜け出せなくなる。
それはそもそも昔からの自分の思考、認識、そして行動パターンで気づかないことは往々にしてある。
自分が直面している問題はどうなのか。
そんなことあり得ないのに!というところまで想像を膨らませて不安になる方は少なくありません。
自分の夫(妻)だからよけいそうなります。
正しく知って理解することは必要です。