浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
心を通い合わせていない夫婦は自分が求めていることではない。
夫とただの同居家族としてやっていくのはさすがに辛い、しんどい。
それにまだ外を向いている夫にはがっかり。
同じ方向を向いているとは到底思えません。
夫はただ家族として、母親として私が必要な(居た方がいい)だけ。
私(妻)で満たされない欲求を外で満たして、いっこうにやめられない。
妻からすれば愛情のない冷めた夫です。
自分に改善する余地があると踏んで頑張ってきたつもり。
けど、夫に向き合う気持ちがなければただの一人芝居。
それに妻がネガティブな発言をすれば、だったら俺もそれでいいと言うだろう。
そもそも不倫を終わらせ夫婦関係をよくしたい、再構築したかった。
でも、段々とその気持ちが薄れてきて、もう難しいかなと感じることはよくあります。
さらに進んで、離婚でいいと思えてくることもあります。
離婚でいいと感じることは多くの方が経験していますが、離婚の決断となると少なくなります。
しかし不倫夫が離婚を迫るわけでもないのに、離婚の選択をする方もいます。
むしろ夫は離婚なんて考えてない。離婚したくない。
もあれば、
妻が離婚したいなら夫もそれでいいと言う夫もいますが、いずれにしても夫は離婚までしたくないでしょう。
要するに夫婦は今のままで(このままで)よいではないかということです。
今のまま?
このまま?
妻からすればほんと耐えられないことです。
夫がなぜそんな人なのかは個々に説明が必要ですが、根深いネガティブな信念を抱えていることを見出します。
過去の夫婦関係がどうであれ、夫自身が改善しない限り難しい。しかし夫が自分というものを認識し改善することはすごく困難だと感じることもあります。
人生はいくら努力しても思い通りにいかないことは往々にしてあることを私たちはわかってはいます。
人間関係もそうです。ここでは夫との夫婦関係ですが、相手は他人ですし生まれも育ちも違う人です。
だから一生懸命、相手を知ろうとして受け入れ理解しようと努力してきた。
でも、いくら自分がそうでも相手も同じとは限りません。もちろんコントロールもできません。
自分はやり切った。精一杯努力してみた。なのに相手は変わらない。期待にそえてくれない。
伝わっていないではなく、相手(妻)の気持ち、感情をくみ取れることができないのでしょう。
それは妻が嫌いとか、存在価値を認めていないからではありません。
妻が期待することは夫婦にとって難しいことでもハードルが高いことでもないはず。
なのに、夫にその気持ちがなく、違う方向を向いたままなら、もう夫とは無理。
やはりそう妻に思わせた決定的な原因は、いっこうに不倫関係を解消しないことです。
こんな夫とこのまま同居家族をし続けるのは無理。
私はこういう生活がしたい。私はこんな人生を送りたい。
そんな気持ちの変化は健全な大人の自分です。
そこに向かっていく方々もいます。
決してネガティブな選択ではありません。