浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
①第一段階 不倫を問い詰めた妻に絶対に認めない夫
妻が夫の不倫を問い詰めた。ある程度の(決定的な)事実を見て切り出す妻は多いし、誰が見ても聞いてもクロなのは事実。
けど、夫は認めません。
彼女の存在自体は否定しないが、「彼女とはそういう関係(不倫(不貞)関係)ではない」と言う夫たち。
「信じてくれ!」と言う夫も多い。
妻からすれば、夫が認めなければ話し合いにならないと思ってしまう。
ですが、第一段階では認めない夫であるのは普通です。
証拠の決定力不足だったのか。
妻の切り出し方がよくなかったのか。
どんな証拠があっても認めない夫なのか。
個々によって違います。
②第二段階 不倫(不貞)を認める
当初は不倫を認めなかった夫も、後々認めることは往々にしてあります。
さらに妻が突っつきやっと自白したケースもあれば、また別の日に再度話し合いをして自白してきたと色々です。
さて、不倫を認めた後どうなったのか。
夫はなんて言ってきたのか。
夫婦でどう落としどころをつけたか?ですが、認めたは認めたけど、不倫相手と別れる別れない、終わりにするしないがあやふやな方はいます。
どうしてあやふやなままになったかは原因があり、その状態のままの方もいますが、本日はもっと多い夫のほうです。
→「彼女とは別れる(終わりにする)」、「離婚はしない(夫婦やっていこう)」と言った夫たちのほう。
反省の態度を出したり、謝罪した夫もいるでしょう。
この状態は、夫からしたら、なんとか丸く収まりそうで、困難を乗り越えたって感じです。
本当に女と別れるのか?
いえいえ、そんなすぐにお利口さんになれるわけがないのです。
もちろん妻も疑心暗鬼ですから信じられるわけがありません。
でも不倫を認め、離婚はしない、夫婦をやっていく意志の夫に多少なりとも安心はします。
けど、探ってしまう自分がいる。
疑って見ているなか、やはり感じてしまう。見てしまう。
すると、
何だ、夫は別れてないじゃん!
また会おうとしているじゃん!
という事実を突きつけられるのが関の山。
となると妻の心はさらにざわめき、夫に対してネガティブになる。
夫ももちろん感じます。
妻としたらさらに話し合いをしたい衝動にかられ、第三段階に入っていく。
③三段階は、さらに不倫を問い詰める妻に夫はキレて夫婦関係は悪化していく。
その後逃げる夫、話をさえぎる夫。話ができません!という状態に陥る傾向。
この第三ステージにまでなることは珍しくありません。
結局こうなると思っていいくらいです。
第二段階までと比べ、妻へのパッシングは強くなります。
愚痴不満もですが、そうやって勘ぐって探っていたり、監視している妻が怖い!一緒にいられない!くらい言ってきます。
ほんと意味不明ですよね。疑われる行動を自分がしなければいいだけのことなのに。
こうやって論点をすり替える夫に、感情的になり夫を変えようと必死になってしまう妻。
夫は夫で、
離婚すると言ったら、次の日にはしない。
頑張ると言ったら、次の日にはもう無理。
結局、別居も離婚もしない、女とも繋がっている状態です。
問題は②段階でどう落としどころをつけるべきだったのか。
二度とこんな問題が起きないように、お互いの感情のすり合わせをちゃんとしましたか?
それに、③段階に突入するのが早過ぎ!タイミングが違うのです。それに①、②段階のときの自分ではダメでしょうね。
離婚はしないのに(したくないのに)、それに女とは別れると約束したのにやめない、別れない原因は、ある程度はっきりしています。
女に本気で離婚して一緒になりたいのではと心がざわめくから、よけい焦って何とかしなくちゃやばいと思いますよね。
でも、女と切れない(別れない)のではないのです。
このような経緯の方であれば、解決できるのに、、、。
相談者様が言う、もう手に負えない、何をしても響かない、もうダメだ!じゃないのに、さらに自分で問題を困難にしないでくださいね。