浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
大事にされ過ぎ、可愛がられ過ぎ、甘やかされて育てられた子。
誰が聞いても、「わがままな子」になると感じるでしょう。
そんな子が成長して、どのような職、立場についても、家庭を築き一家の主となっても、刷り込まされた心(信念)は年齢を重ねても変わりません。
大人になっても自分勝手。自分中心。
俺の思うがままになる。
〇自分の思い通りにならないと、一緒に居たくない、居場所はない、自由になりたいとすぐ荒れる。
〇家を出て行っても自分のペースで顔を出し、家族面するいいとこどり夫。
〇周囲は自分が正しい、自分を理解してくれると信じてやまない。堂々と言う。
〇思い込みが激しくなると、不倫相手の心、自分の子供の心ですら、きっと〇〇に違いないと自分よがりな認識をする。
よくない振舞や間違いを厳しく叱られ、正されてきた経験がない(乏しい)のです。
すぐに助けてくれたり、子の欲求の多くに応えてきた親だから、俺の思い通りになるもんだと刷り込まされてきたのです。
周りが折れて合わせてくれた経験は多かったのでしょう。
苦労が足りないのです。でかい挫折、大きな壁にぶち当たると、耐えられない。
夫は勤勉です、優秀です、スポーツ勉強はできて、あの難関を乗り越えましたということとは違います。
まさに今、そんな夫に直面している妻は多いでしょう。
不倫は終わっても、なかなか現実を受け入れられず、すねたガキ状態の夫もいます。
執拗に相手を追い求める夫の中にも、この手の人たちがいます。
他人は変えられません。コントロールはできません。
であるなら、妻はこんなわがままな夫を変えることは無理です。
変えることに必死に闘い過ぎると、自分が壊れます。
だから、このような夫には、しばらくかまわないのも策です。
放置するのではありません。
それらのわがままはいずれ矛盾を生み、パンクします。
そもそも自分の力で乗り越える、切り開く力がない。
ないのに、ただわがままに振舞っている。
誰かが助けてくれると思っているのでしょうね。
それは不倫相手ではない。
まして離れた不倫相手がそんな男に戻るはずがありません。
だからいずれ本人もこれでよかったのか、この先どうすればいいのかの壁にぶち当たります。
だからと言って、冷たく塩対応はよくありません。
普通でよいのです。
ただ状況を見ながらですが、妻の考えた期限でです。
そのタイミングで正論でよいのですが、最後まであなたに合わせてくれると思ったら大間違い!厳しく主張する必要はあり、それに夫が自覚しないようであれば、見捨てる意識も必要です。
「世の中、俺の思った通りになる」というおかしな信念が刷り込まされている弊害は深刻です。