浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
人生100年時代とか、人生100年幸せに生きる方法などの言葉を目にしたり、耳にもしますが、60代夫、定年退職後の夫の浮気、不倫問題もよく相談を受けます。
定年後、自宅にいる時間が増えた夫たち。
そんな夫が浮気していたとなると、妻は異変を感じ取るものです。
不審に感じた妻が夫のスマホやパソコンや身の回り品。さらに手帳も多いのですが、出るわ出るわ浮気の痕跡。
ばれる夫、緩い夫はどの年代にも多いものです。
高齢の方も不貞行為はあります。
「へ~そんな年齢でもですか?」と驚いた方もいますが、信じられないのでしょう。
いえいえ、全然あり得ることで、いつまでも男でいたい、女でいたいは、40~50代の人たちと同じです。
バイアグラなどED治療薬はオンライン診療で買え、浮気者以外でも使用している男性が多い時代です。
だから浮気夫のカバン、車内で見つけた!という事例は珍しいことではありません。
じゃあこんな年配夫の相手女性はどんな人なのか。
60代夫に30~40代の不倫女を想像する方も多いでしょうか。
確かに50代不倫夫には30~40代の不倫相手は多いですが、本日のテーマである60代夫には夫よりやや若めか40代後半~50代女が多いものです。
さらに女にも旦那さんや成人した子供さんがいるケースもけっこうあります。
しかしこんな不倫夫はどういうつもりで不倫しているのか。
よく熟年離婚という言葉を耳にしますが、夫の浮気、不倫として捉えるならば、離婚したい、離婚を考えている夫は世間で言われているほど多くはないでしょう。
あくまでこれまでの私のところの事例としてですが、妻と離婚して女と一緒になるつもりの夫は少ないというのが実状です。
残りの人生、その女と一緒にいたい思いはあります。
しかし離婚して責任を負うところまでいくかはごく一部。
皆様の中には信じられない方も多いと思いますが、
60代でも、それも60代後半でもです。
いつまでも男でいたい、刺激を求めている夫が多い。
それに食事やデートしたり観光スポットにお出かけして楽しみたい。
夫婦を振り返ると、ここ何年もできていなかった夫婦は多い。
夫婦で十分でなかったことを、女とできて満たされている状態とも言えます。
恋愛ごっこを楽しんでいるという感じです。
それに年齢も年齢で、離婚するにも覚悟がいるし、面倒な問題がいろいろでてくる。
となると夫婦は形として維持して、
いっとき離れようとか、
〇年間だけ自由にさせて欲しいとか、
最後は(妻のところに)戻って来るなど。
こんなバカなことを言う熟年、高齢夫がいるわけです。
仮に妻が女と話をしても「奥様が考えているような関係じゃないし、そんなつもりはありません。」と言うのが多いでしょう。
そんな夫に心底愛想をつかし、妻がもう離婚でいいと詰め寄っても、夫が阻止。
なんで離婚なんだ?と逆に言ってくるケースもあります。
また、離婚しても俺は天涯孤独。一人ぼっち。彼女と再婚する気は毛頭ない。彼女だってそんなことは考えてないはず。
何が天涯孤独ですか?嘘つけって話です。
このような事例もあります。
不倫を認めない夫に決定的な証拠を叩きつけたら(普通は叩きつけませんからね)、「俺が悪かった!」と言い土下座した。
不倫夫の土下座は信用できませんが、68歳の夫は離婚したくなかったし、女も既婚で離婚する女でなかったこともあり水面下にはならなかった。
この歳で離婚することのデメリットを考えてしまう夫たち。
子供が大きくなって独立していても、いまさら離婚して出て行った父にはなりたくはない。
また女も女で守っていかなければならないものがある(家族とか)。
そんな熟年、高齢の不倫者たちは離婚はしませんし、できません。
しかし会えないなんて寂しいとかなり女に入れ込み、離婚でもいいととち狂う夫もいますから、気を付けてください。
相手の女は割り切っていて離婚しない(考えていない)女なのにです。
基本真面目に生きてきて、この年齢になって足を踏み外した夫の典型例ですね。
しかし逆にです。
俺は決めている。妻とはもう無理。離婚したい夫だと意思は固いもの。
彼女は自分にとって人生のパートナーでかけがえのない人という認識は強い人たちです。
女がバツありで独身の50代という組み合わせが多いですが、調停してまで離婚したい夫と化していくものです。
ある日、夫が自白する場合も多く、不倫関係は長かったケースばかり。
だから夫も夫でその期間、妻にいつ、どう言おうか迷ったり考えていた。
妻はあまり夫に関心がなかったから気がつかなかったかもしれません。
不倫を知り女に行動を起こす妻もいますが、一人身の50代~60代女だと後がないから必死。なかなか切れない。それに多額のお金を女に費やしてきた夫も多く、後になって驚かれる妻も多い。
相手の女がどんな相手なのかには注視してください。どの不倫女も一緒ではないということです。
これまで頑張ったから残りの人生好きなことをしたいもよいですが、「いつまでも男でいたい」、「ひとはな咲かせたい」だけの不倫恋愛を楽しみたいは論外です。
これからの貴重な何年間、妻や家族を巻き込む苦悩が続くわけですから、人生のこんなタイミングに持ち込んで欲しくない問題です。