浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。
少子化対策は、国として力を入れている政策であり、様々な議論が交わされています。
その一つの策として、婚外子を法的に認めることで、
あらゆる差別をなくし、産みやすい、育てやすい社会に日本もしたらどうか。
研究を重ねてきた賢者たちは、出世率をいかにして高めるかを考えているのはよくわかりますし、
フランスでは新生児の4~5割?以上が婚外子なのですから、
日本社会も見習ったらどうなのかという意見はよく耳にします。
が、婚外子を生みやすい、育てやすい社会であるフランスは、
不倫も日本ほど社会的パッシングも起こらないのでしょう。
(婚外子が不倫関係の二人ばかりではないことはもちろんですが)
ヨーロッパといえば、勤勉で規律に厳しいドイツですら、婚外子は多いようです。
いずれにしても日本とは雲泥の差は歴然です。
ただ少子化対策の議論のなか、婚外子問題で
声を大にして言いますが、
不倫の婚外子は絶対にNOです!
「たとえ不倫相手の子供であっても産んでいい、育てていいという社会を作るのもありなのではないか。」
という見解は、やはり学問を究めてきた方々には多いようです。
以前、不倫がなぜ叩かれるのかというテーマのときも、やはり先生方の多くは
「不倫はしてはいけないというものではない」、「その人にとってやむ負えないことではないのか」と、
どうも不倫容認のほうに傾いているようです。
この婚外子を認める少子化対策もそうです。
婚外子には不倫の婚外子も当然含まれています。
「彼の奥さんが離婚してくれないのです、、、」と叫んでいる女が浮かびます。
その不倫女の反対の立場である被害者家族は、どれだけ深刻な問題に直面しているのか知っていますか?
そこを汲んでの議論なのか。
世の中には、「結婚というカタチは望んではいないけど、(既婚の)彼の子供が欲しい」という不倫女すらいます。
はっきり言って日本は中絶大国ですが、浮気夫との間で中絶をした相手も多いものです。
それも一度だけではない、二度三度だっています。
そして二度目、三度目で、女も覚悟を決めて産む。
となると、不倫夫も覚悟を決めて離婚を焦るように迫る、出て行く。
不倫相手が夫の子を妊娠して、産んでしまった後に
どれだけの問題が、こちらの家族、そしてお子さんにも影響が及ぶのか。
それを知れば、「たとえ不倫相手の子でも少子化対策として、、、」とは言えないでしょう。
婚外子を増やして(そういう社会にして)、少子化対策に寄与する。
私も結婚と出産をセットで捉える必要もない事実婚は頭から否定はしておりません。
でも不倫の婚外子はいけませんって。
数字は増えるけど、比例して悲劇(惨劇です!)も確実に増えるのです。
問題に直面されている方をみれば、明白です。
そんなのは(生まれてくるお子さんには罪がありませんが)、
法律として何かしら政策が必要ではないでしょうか。