浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。
過去事例を連載で紹介しております。
お子さんの成長を待って夫との離婚を決断した50代の妻。
夫の浮気を立証する証拠材料として、
一人の女との不倫の事実(一緒に旅行に行った証拠など)をはじめ妻は弁護士に依頼するため、資料づくりに入っていた。
そんな矢先、深夜から明け方まで数時間の夫の不審な外出。
ここまでは、また始まったか!?夫の不倫 を参照してください。
夫の不審な外出は、
この時間帯に会える新しい不倫相手がいたという結果だったのですが、
この夫、いかに家庭を顧みない夫だったか。
それは新婚時代からだったそうでした。
新婚当初から、浮気夫土日祝日家にいたためしがなかった。
平日はたまには家にいたそうだが、
仕事を終えるとどこかに行ってしまっていたという。
私の目の前にいる今の奥様もそうだが、
おっとりしていて、
他人に対して怒りをぶつける感じではない、
物腰の柔らかい冷静な方でした。
落ち着いて冷静に諭すように女に話したという。
すると、女はさらにヒートアップしたという。
「冗談じゃない!」と。
この不倫相手が話す内容をまとめると、
この浮気夫との交際は、妻より長かった。
ずっと恋人関係であり、まさか結婚したなんて知る由もない。いや、するわけないと。
だって、「私と結婚する」はずだったし、
今もこの夫はそう言っているらしい。
女は真実を受け入れられなく、
段々と取り乱し錯乱状態になってきたという。
妻は必死に女を気づかったという。そしてこう話したそう。
「**は結婚してからも、妻の私よりあなたと一緒にいる時間のほうがずっと多いです。
きっとあなたのほうが好きなんでしょう。
ほんと妻として悔しい思いです。
でも、私たちは夫婦です。
正直、天地がひっくり返るほどの驚きです。
それはあなたも一緒でしょう。
でも、私は**を愛しています。
離婚しませんよ、、、。」
女は黙って聞いていたというが、
やはりかなり取り乱していたそう。
「何を今さら!冗談じゃない」と。
彼(不倫夫)と話がしたい。彼はどう言っているのかと。
これ以上妻にはどうすることもできず、
その場を去ったそうですが、
女に会ってきたことなどすべて夫に告げたそう。
その時、妻はもう夫との離婚を覚悟したという。
若かりし20代前半だったという。
離婚を覚悟。そのつもりで夫に切り出した。
が、夫は抵抗。
というか、涙、土下座で謝罪してきたという。
土下座と涙はあの時が最初で最後だったんですが、
きっちり女と解決することを条件に許してしまったんです。
はあ~後悔・・・。(リアルにため息をついていました)
結局、彼女ともめにもめて、
刺されるんじゃないかって心配しました。
でも一回刺されたほうがいいかもなんて思ったりしたんですが、
けっこうな金額を女に支払って別れました。
ほんと彼女に同情もしてしまいます。」
新婚時から、いや結婚する前から二股だったこの浮気夫。
それはまだほんの序章だったのです。
次回へ 夫の浮気、不倫遍歴
<全編>
4.夫の言葉の暴力