こなみのこみみ -3ページ目

こなみのこみみ

ひとは言葉で生きている。

Can't you hear.....
Noise of Angel,Wisper of Lucifer.

―言葉にとって意味がすべてではない、というより、意味などその一部にすぎない。音楽としての言葉、リズムとしての言葉、そこでやり取りされる、ぼくらには明確に意識も把握もしようがない、呪いのような層の存在を(ジョン・ポールは)語っているのだ。― 伊藤計劃 『虐殺器官』

 

*

 

 

INABA/SALAS のアルバム『CHUBBY GROOVE』はとてもポップでダンサブルだ。

ファンクロックを中心に広いジャンルを網羅するスティーヴィー・サラスのメロディは、B'zとも稲葉ソロとも違うヴォーカリスト稲葉浩志の第3の可能性をまったく想定外のレベルで提示してくれた。

アルバム全体を通してのバラエティや曲の流れについても思いは尽きないのだが、ここでは特にリード曲としてシングル的存在だった『AISHI-AISARE』に絞って考えてみたい。

 

僕と君 さだめの2人

喜怒哀楽とか天井シラズ

たまにキズ 言葉が暴走して

取り返しがつかなくなる

 

「愛し愛され」という語句は以前にも『MVP』で使われている。そこでは「(愛し愛される)絶頂感」と表現していたものを「天井シラズ」と言い換えている。いずれにせよ両想いなだけでテンションMAXになるのが初心(ウブ)さを感じさせる。

「たまにキズ」は一義には当然「玉に瑕」であるが、時々言葉が暴走するという意味では「偶に傷」と取るほうが自然だし、さらに意図的に「キッス」とも聞こえるように発音している。この揺さぶりがずるい。

 

他に好きなものなどない

君がいれば全てオーライ

どうかいつまでもここにいてほしい

自分勝手ならごめんなさい

無我夢中で取り戻したい

春の陽のように優しい感触

 

麻薬的な魅力を持つサビ。

言ってることはものすごくシンプルで、君が好き、これだけなんだけど、

詰め込み気味の詞を巧妙にリズムに乗せて消化することで、ことさら語尾を引き伸ばして強調している。

つまり、

ない→な あ あい

ライ→ラ ア アイ

さい→さ あ あい

たい→た あ あい

 

 

ここからすでに呪文は始まっている。

 

愛し愛され生きる 愛し愛され死ぬ

 

あたりまえだよね?

あたりまえだけど意識してないこと

あたりまえだけど考えないようにしてること

あたりまえだけど指摘されないと思いださないこと

 

ちなみにミュージックステーション出演時の字幕ではここがカタカナ表記になっていて、それが誰の意図によるものなのかは分かりませんが、私にはこちらのほうがふさわしいように思う。

アイシアイサレイキル… アイシアイサレシヌ…

 

欲しいもの 見つけたら

がむしゃらに突き進む

必死の思いで手に入れた宝が

いつしか重くのしかかる

 

ここでも1コーラス目と同じ、渇望しながらも自由としがらみの間でもがく青さがある。

欲しいけど手放したい。そんなの身勝手?

 

誰にもマネできない関係

誰にも壊させない関係

 

誰にもマネできない→非代替性

誰にも壊させない→不可侵性

そんな唯一無二の神聖なふたりなんだよと宣言する言葉が叫ぶでもなく呟くように歌われるのは、他でもない自分に言い聞かせているからでしょう。

そしてこの曲中で私が最も引っかかったのが次の2行である。

 

痛いほどわかってるんだよ

何が1番悲しいのか

 

「痛いほどわかってる」と言いながら「何が」なのか言及しない。

相手を傷つけること?嫌われること?ふられること?心変わり?どちらかが死ぬこと?

具体的に示さないことでどうとでもとれる、まるで薬事法を回避する健康サプリの広告のようなやりかたで「あなたの1番悲しいことは何なんですか」と突きつけてくる稲葉さんの優しいS。

私には未だに答えが出ていません。

 

大ラスのサビ。ここでスライドショーのように展開する情景は、本当に美しい。

 

春の陽のように優しい

夏の雨のように優しい

秋の予感のように優しい

ゆずれない感触

 

春夏秋と来て冬はないのという声があったけれど、ここまでで十分「一年中いつでも」ということは伝わるし尺の都合もあるし、さらに言えば、冬は「隠されている」のです。

 

はる→H a - ru

なつ→N a - tu

あき→   a - ki

ゆず→Yu - Zu  ⇔ ふゆ→Fu - Yu

 

ねっ?

 

 

さて、これでエンディングまできました。

ここからはおまけです。

 

最も重要なフレーズが、Aメロでもサビでもなく、その後のブリッジ部分に顕われ、繰り返され、終わる。

ん?

心地よく韻を踏んだ、

意味のよくわからない言葉が、

あるストーリーの後に呈示される。

これは『般若心経』と同じ構造ではないか?

お釈迦様がシャーリプトラに説いたとされる大乗仏教の真髄とされる経典は、「空」に関する教えを韻を踏んだ美しい短い言葉でたたみかけるように説き、次のような真言(マントラ)で締められる。

 

羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 

 

ものすごく乱暴に要約すると「この宇宙のすべての存在はあるともないともいえる」ということで、なかなか実感としては納得しずらいしできるとも思っていない。けれどその境地を目指して止観瞑想することの大切さと、それを助けるためのマントラを伝えるのが般若心経であり、他は前振りでマントラこそが肝であると言いきってしまう人もいる。原典が失われ、真の意味は誰にもわからない呪文。だが呪文であれば、逆に意味はわからなくてもいいのではないか。呪文はその言葉自体に魔法の力があるのではなく、それを唱える人の心に力があるという。

 

『CHUBBY GROOVE』が出てすぐ、「チャビグルの歌詞ってサラス氏の陽性で軽快なサウンドのお陰で楽しくクイクイ飲めちゃうけど実はいつも通りヘヴィだからね。“生きたまま腸に届く稲ソロ”って感じで後からじわじわ効いてくる気がする」と呟いた。

そんな風にして意味もわからず(わかっているけど深く考えず)いい気分で聴かせておいて、よくよく考えてみると恐ろしいことを歌っていることに気づく。子どもが喜んで歌いそうなメロディに乗せて、30年後に効いてくるような魔法を仕込んでいるのだ。

 

アルバム製作中、サラス氏が稲葉さんの書く詞の細部までコミットしたのは、日本語の意味に縛られることのない彼のほうがこの魔法の力をよくわかっていたからだろう。意味を凌駕する、音の威力に。私たちはみごとにその罠に捉えられたのだ。

 

 

I see , isolate , kill

I see , isolate , she knew

 

*

 

 

 

 

 

 

 

 

池袋サンシャインシティにあるコニカミノルタプラネタリウム満天に行ってきました。

鑑賞したのは【宇宙に咲く星たちへ~Songs by Superfly~】

 

入り口にポスターとナレーション担当の高橋一生さんのサイン色紙が。

 

従来の学習型プラネタリウムとは一線を画す、詩的短編映画のようなプログラムでした。

新しい星が産まれる出逢いの場であるガス星雲を色彩溢れる花にたとえ、眼前に立体的に見せる驚異の映像。

地上の夕焼け、極地のオーロラ、どれもひとつとして一瞬として同じものはない美しさの体験。そこに流れるSperflyの力強い歌声は人と人との出会いの奇跡、一歩ずつ歩いていくことの大切さを等身大の言葉で届けてくれる。純粋に音楽体験としても目を開かれる思いでした。

そして宇宙と人間の壮大な対比の間で、より光を際立たせるように限界まで低く抑えた高橋一生さんのナレーションは、宇宙の静謐さそのもののように深く優しい響きでした。 

終わった後、会場を出ながら「コンサートに行きたくなった〜」って言ってる子たちがいたけど、本当にそう。ああいう風に曲に没入して聴ける空間て。冬の星座を見ながらFriends鑑賞会とかやったら号泣ものだな…

 

スタリウムくんのぬいぐるみがおみやげ☆

 

基調講演
「地上の自然」
 中沢新一(明治大学野生の科学研究所所長)

「熊楠の『星』をめぐって」
 鏡リュウジ(占星術研究家) 

パネルディスカッション
 中沢新一
 鏡リュウジ
 曽我部大剛(熊楠菩提寺 高山寺住職)
 真砂充敏(和歌山県田辺市長・南方熊楠顕彰会会長)
 唐澤太輔(龍谷大学世界仏教文化研究センター 博士研究員)

 

*

「ロゴス」と「レンマ」を対比しつつ、熊楠が目指した思想の地平について、

「槍あて」をキーワードに語った中沢先生。

とても時間が足りません・・・

鏡先生による熊楠のホロスコープの読み解きも興味深かったです。

 

*

おみやげもいろいろいただきました。

パンフレット、クリアファイル、絵葉書セットなど。

アルバム『Electric Island  Acoustic Sea』 のリリースに合わせて行われているLIVEツアーの東京公演、Blue Note TOKYOへ行ってきました。

 

なんと、前回2014年のNew Horizonツアーで通されたのとまったく同じ座席でびっくりしました。

こんなの偶然でありえるんでしょうか?

開演前の腹ごしらえは特製ピザ♡

美味しかったです。

 

*

 

【セットリスト】

 

01. Soaring on Dreams
02. Infinite Escapade
03. Magokoro (True Heart)
MC
04. Adrenaline UP
05. Rain (2nd only)
06. Sunny Tuesday
07. Omotesando
08. Island of peace
MC by Daniel
09.Pineapple Mango Song
MC
10. Faithfully
11. Wander Blues
enc.
12.Lia (2nd only)
13.華
MC
14.Fujiyama Highway
 

*

 

アンコール後の最後の退場時に松本さんとハンドタッチできました。

とてもやわらかい掌でした。

 

*

会場に行く前に待ち合わせはことりカフェで。

 

大好きなベーシスト、ネイザン・イーストのライブに行ってきました。

乃木坂から歩いて六本木ミッドタウンへ、寒いけどきれいでした。

 

 

ゲストで登場して一曲歌った平原綾香さんの歌唱力に圧倒されました。

 

*

 

軽食で提供されたBLTバーガーがとてもおいしかったです!

これを食べるためだけにでもまた行きたい(笑

 

 

 

さて。
ひとりライブ遠征恒例の気まま散歩大阪編。
今回はパワースポットめぐりです。
これまでに住吉大社、生国魂神社、四天王寺などは数度訪ねていますが、
そこまで知られていない(けどその筋では有名な)神社を2社めぐりました。


いつもならチェックアウト時間ぎりぎりまで部屋でにょろにょろしている私が、なんと8時に出立して通勤客に混じり地下鉄で向かった先は、

サムハラ神社さま。

天御中主大神、高皇産霊大神、神皇産霊大神の三柱を御祭神とし、
サムハラとはこの御三神を総称した神様であり、人間の無事息災を御守護くださるということです。
ビルに挟まれていても、ぽーんと空に抜けるような清々しいお社です。
とても気持ちがいい空間。

知る人ぞ知るこの神社が、近年話題に上るようになったのは
授与される御守りの霊験によるもののようです。
御守りを求めて多くの方がお参りされるようになったものの、
入荷するのは不定期で月に1度か2度、入っても1時間足らずでなくなり予約も不可となれば地元の方以外はほぼ入手困難なのです。
 

8時半に到着した時点ですでに社務所の開くのを待つ大勢のかたがいらしたのですが、お参りをしてさてと振り返ったら列はさらに伸びて鳥居の外まで・・・。
この時点ではまだこの日に入荷があるのかどうかは不明でした。

冷たい雨がぱらぱらと落ちるなか待つことしばし。
9時に社務所が開き、なんと幸運なことにその当日に入荷があり、お守りの指輪【御神環】を手にすることができました。これには自分も、一緒に並んでいてあとでお話しした方々もびっくり。ライブの翌日だったからこその本当にピンポイントのタイミングが合ったのです。

丁寧に対応してくださった神職のみなさま、ありがとうございました。



サムハラ神社の奥の宮は岡山県津山市にあるとのこと。
いつか御縁があったらそちらにもお参りしたいです。

*

続いて向かったのは、天王寺近くにある堀越神社さま。


聖徳太子が四天王寺とともに建立した由緒ある神社です。
「一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」として有名です。
御祭神は第32代 崇峻天皇

ここも境内が清らかで、朱い鳥居が参道に連なる稲荷社も美しいです。
白梅を眺めながら静かな時間をすごせました。

最近転んで怪我をした叔母のために「こけざるの梅」御守りをいただいて帰りました。

*

なんばまで戻っておひるごはん。
BAR くえろ・くえら


バルケッタプレート。
味のバラエティが美味しかったです。

*

うーん、よく歩きました。
大阪まだまだ行きたいところがいっぱい。
また来ますね!
 
久しぶりの大阪です!

到着したら改札も出ないうちにお昼、道頓堀今井さんのきつねうどん。
おあげがあまあま♡


地下鉄でなんばに着いたら、本日のライブ前重大ミッション・・・

絶品と評判の「二見の豚まん」をゲット!
お店がちょっとわかりにくかったけどもう覚えました。

ライブ前の腹ごしらえにぱくり。
冷めちゃったけどとっても美味しかった!!
皮もおいしいし、玉ねぎたっぷりのあんがこれまたおいしい!!

ホテルは会場目の前の高層階でしたのでよく見える(豚まんのかげだけど)
 

さて、出動しましょうかとメガネをケースから出したら、
ななななんと片方のつるが取れてる!?
2個あるはずの小さいねじも1つしか見当たらず、どどどどうしよう・・・
フロントには修理道具もなくて、とりあえず教えてもらった近隣のメガネ屋さんへ向かうことに。(結局そのお店はみつからなかった・・・)

で、あれやこれや相当な距離なんばウオークを歩き回った挙句、
無事JINSメガネのお店で修理してもらえました!
その節は本当にありがとうございました!!

もう人影もないロビーを抜けて会場のドアを通ったのが開演3分前。
寒いどころじゃありませんでしたw
調子に乗って前列のほうにチャレンジしました。
15列目くらいで見れたかな?

セットリストの変更はなし

【セットリスト】

01.SAYONARA RIVER
02.苦悩の果てのそれも答えのひとつ
03.ERROR MESSAGE
MC
04.NISHI-HIGASHI
05.マイミライ
06.シラセ
MC
07.ハズムセカイ
08.正面衝突
09.Moonage Daydream/David Bowie
10.MY HEART YOUR HEART
MC
11.WABISABI
MC〜メンバー紹介〜
12.OVERDRIVE
13.MARIE
14.AISHI-AISARE
enc.
15.BLINK
16.Police on my back/The Clash(Stevie Salasアルバム収録)
17.TROPHY

楽しかった♪
 
久しぶりに温泉に行ってきました。
懸賞で当てたランチ付きプランです。

ちゃんとお部屋食!

渋滞のせいで時間がおしてちょっとあわただしかったけど、温泉にもひろびろと浸かれました。

宿で買ったおみやげー

原作:柳田国男 、 文:京極夏彦 による4巻の絵本シリーズは

『ざしきわらし』町田尚子

『やまびと』町田学

『まよいが』近藤薫美子

『かっぱ』北原明日香

いずれおとらぬ個性的で美麗な絵を描く画家の面々です。

トークのなかでみなさん共通していたのが、
なぜ自分が指名されたのかわからなかった(町田さんを除く)
描く前に遠野に足を運んだ
ということでした。

それぞれの方が絵をどんなふうに制作したかの裏話が聞けて面白かったです。
他の絵本でも一緒に仕事をしていて京極さんと一番付き合いの長い町田さんの
京極さんの書く文は、(絵本だからとても少ないけれど)行間にぎっしり書かれているように読める。だからとても絵が描きやすいし、京極さんの文なら絵を描けると確信していた、という言葉がとても印象的でした。
京極さんも、絵が文の説明になっていない(文に無いことを描いている)ので、お互いを補完しあっていてよい絵本になっている、と。

どの絵本も、細部まで凝っていて美しくおそろしいです。

トーク終了後の抽選会で見事購入権を獲得した京極&近藤Wサイン入りの『まよいが』です。

先生方、ありがとうございました。

(通称)稲サラのライブハウスツアー、東京公演3日目に参加してきましたー!!

お台場いい天気でした(寒い)
前日より風が吹いていなかったので助かりました(でも寒い)
青い空に観覧車のゴンドラが映えます。

アイテムによっては売り切れるのが早いため、販売開始前から並んで早めにグッズを買いヴィーナスフォートのコインロッカーに預けて食事をしました。
久しぶりに凛さんともお話しできた!

そしていよいよ出陣です。
上はエアリズムに長袖Tシャツを着てウルトラライトダウン、下はしまむらの裏地あったかデニム、首にタオマフを巻いて入場待機列で浜風に吹かれましたw

この日は後方の1段高いPA卓あたりでゆったり観戦。

【セットリスト】
01.SAYONARA RIVER
02.苦悩の果てのそれも答えのひとつ
03.ERROR MESSAGE
MC
04.NISHI-HIGASHI
05.マイミライ
06.シラセ
MC
07.ハズムセカイ
08.正面衝突
09.Moonage Daydream/David Bowie
10.MY HEART YOUR HEART
MC
11.WABISABI
MC〜メンバー紹介〜
12.OVERDRIVE
13.MARIE
14.AISHI-AISARE
ec.
15.BLINK
16.Police on my back/The Clash(Stevie Salasアルバム収録)
17.TROPHY

【BAND】
Vo. Koshi Inaba
Gt. Stevie Salas
Dr. Matt Sherrod
Bs. Stuart Zender
Ky. Amp Fiddler

最高のバンド。
最高のグルーヴ。
最高の笑顔。

ありがとうございました。