実は。
私が子どもの頃から慣れ親しんだ祖父の家の跡地は温泉旅館になっています。お庭の一部は今もそのまま。登ろうとして叱られた、懐かしい桜の木や松の木もすっかりの大木となっています。小さな頃からの記憶にあるのも見上げる大きな木なのですが、最後にあのお庭を歩いたのはもう30年以上前。築山の一部や桜や松は、家族の歴史が幕を閉じた後も変わらずにそこあります。
今日は所用があって近くまで行ったので、懐かしさもあって随分と久々に立ち寄ってみました。美味しいと評判のレストランで母とランチ。母と思い出話をしながら、ゆっくりと食事を楽しんでまいりました。
優しい甘さのさつまいものスープとキャベツと小海老のパスタ。透き通った香り高いアイスティーと苺のシャーベット。どれも味わい深く、評判と期待を大きく上回る美味しいお料理でした。母がいただいたお魚料理も素晴らしく、帰米前にもう一度行きたいと思いました
懐かしさと、幸せな記憶と、一抹の寂しさ。
戻らない時間と還らない人々が思い出され、一瞬でしたが泣き出しそうにもなりました。それは賑やかでしたもん、その昔の親戚一同での集まりは。
日曜日の思い出巡り。
生きているだけで色々ありますわね。