雨降りの日本に到着。
羽田からモノレールに乗ったらキキララ車両。サンリオショップにワクワクした小学生の頃を思い出しました。半世紀も前になるんだわぁ…とひとりしみじみ。
ひとりの母に、遅くなってしまうけれど、それでもよければ何か見繕って帰るから何がよいかとお電話をすると、何でもよいから任せるとのお返事。そこで具体的にあれは?これは?と色々聞いてみるとそれは要らない、それはあまり…と少しも何でもよくはない模様。
しかも、見ないとわからないから何でもよいと再度言われ、遅延もあった長いフライトでの消耗と夕方のグランスタでの人疲れでしょんぼり意気消沈。思わず泣きそうになりました。母と少しでも楽しいお夕食をと思う気持ちの空回り。思わず「地球の反対側から今帰ってきたところなのよーっ。」と口にしそうになり、唇をギュッと閉じました。
母、81歳。
そうでなくても父の介護で大変な日々を送っていたところに父の怪我での入院に伴う心身共にの負担。初めてのひとり暮らしでの寂しさや心細さ、そしてここから先への不安。わかってはいるつもりですが、聡明で優しくしっかりとしていた往年の母を求めてしまう娘の私がいます。
初めてですもん。
最初のお電話で「疲れた?大丈夫?」と気遣われなかった「ただいま。」も。
まだまだ甘えがあるのでしょうね。
年齢相応のオトナに成りきれていない自分も感じる日本帰国でございます。